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「僕のせいで貴女を死なせてしまいました!」
あら~?私死んだと思うけど、こんな子どこにいたかしら?
「あの猫は僕なんですっ!僕っ……僕……ごめんなさい!貴女を生き返らせる事は出来ないんです。」
そりゃあ死んじゃったら無理よね~でも、いつか死んじゃうもんだしお父さんにはお先にゴメンね。としか言いようが無いけど死人に口無しだから伝えられないわねぇ。
「色々ごめんなさい!かわりに僕の治める世界で新しい人生をどうか生きて下さい!勿論スキルでも魔法でも何でも可能な限り付けて、生きるのに困らないように出来る限りの事をします!」
そんな事言われても一人じゃねぇ……花ちゃんも一緒じゃなかったら嫌だわ。
「勿論、一緒です!どうせならうんと、強くして魔法でも何でも使えて言葉も通じるようにしましょう!」
それは有難いわね。それにしても、私ちゃんと喋ってるのかしら?あんまり喋ってる気がしないのだけど。
「ここは僕だけの世界なので喋らなくても分かるんです。じゃあ、僕の世界に合わせた体で降りて貰いますね!任せて下さい!赤ちゃんからなんて大変なんで、大人になったばかりの体で転生しますから!え……と、そっちの彼女も若い感じになりますからね!」
え?ちょっと待って!いきなり過ぎじゃない?
「安心して下さい!色々ドーンと付けますし、知識も先に入れておくから大丈夫です!では、新しい人生楽しんで下さい!」
待って!待って!いきなり過ぎだって!ちょっとーーーーーー!