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思いつきです!
ゆるふわ設定で見切り発車!
豆腐メンタルで進めます!
定期更新ってナニカナ?不定期ですよ!
行き当たりばったりファンタジーです!
今日から四月!田舎町の山ん中はまだ肌寒くて桜の蕾がやっと膨らんできた頃。朝の菜園の手入れが済んで、夫の朝ご飯の準備も済んで回した洗濯物も家に帰ったら洗濯終了で干したら朝ご飯。やっと一段落ついて、今は飼い犬の花ちゃんと散歩の途中。
私は先月六十二才になったばかりの専業主婦で名前は佐藤真知子。子供達は全員所帯を持って賑やかで職場に近い所に住んでいる。孫達も手の掛かる年頃で困ってるとか言ってるが、誰だって子供には手を焼くもので親ならば誰しもが通る道だと言った。全く、私がどれだけ苦労したと思ってるのか……
ワンワンワンッ!
普段は吠えない花ちゃんがリードを引いて行く。
「花ちゃん!どうしたの?」
引かれるまま走ると見た事のない、それは綺麗な猫が居た。テレビや本でも見た事が無い……きっと、もの凄く珍しい猫なのね。
ワンッ!
花ちゃんは猫の上の方に向かって吠えた。上?何気なく見た場所の岩がぐらついてた……
「猫ちゃん危ないっ!」
何も考える事無く走って綺麗な猫を片手で掴んでなるべく遠くへと優しく放る。勢い余って私はその場に転ぶみたいになったけど、ジーパンだし平気ってものよ。
ワンッ!
「ん?何、花ちゃん。」
ガラッ……と目の前に転がってきた小さな石……
「あ……」
岩……!花ちゃんが!守らなきゃ!ボーダーコリーの花の体に覆いかぶさるようにしたけど、大きな衝撃が来た。
クゥ~ン……
花ちゃん?うっすらと目を開けてみる。ほんわかした白っぽい場所。目の前には花ちゃんがお座りしてる。
どうやら私は寝てたようだ。寝てた?こんな見た事の無い場所で?おかしくない?ヨイショ……と体を起こして、立ってみる。
「あの、ごめんなさい。」
あら?誰かいるのかしら?声のする方をキョロキョロと見る……あれぇ?変ね?
「あの!後ろにいます!」
「あら、ごめんなさい。」
振り返って見えたのは小さな男の子だった。しかも土下座した。なんで私、土下座されてるのかしら?
「ねぇ、どうしたの?」
土下座したままの男の子に声を掛けてみたけど、土下座したままでピクリとも動かない。困ったわ……どうしたら良いのかしら?こんな小さな男の子が土下座なんて、私……何かされたかしら?
深い事は考えない!
難しい事も無理です!ごめんなさい!
他の作品待ってる人、ごめんなさい。