和食料理人ミヤマは、異世界のダンジョンに放置されてもへっちゃら

高級料亭の料理人ミヤマは、見習いヨシダの作った小鉢でフグ肝を食べて死んでしまい、異世界の神様クリスの願いを聞き届けて転生した。異世界では料理人スキルを身につけて、小料理屋を開業するつもりのミヤマだったが、その料理の腕を買われて勇者パーティーに同行することになる。
しかしミヤマが転生者だと知った勇者は、異世界から現れた魔王の仲間（スパイ）を疑って、ダンジョン最深部で放置して立ち去ってしまう。

戦闘スキルを持たない和食料理人ミヤマは、強いモンスターが徘徊するダンジョン最深部で、食材探しをするうちに『何でも美味しく調理する』という料理スキルの隠された能力に気付く。

ミヤマの能力は、何でも（←ここ重要）美味しく調理できるのだ。