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イーリア先生との出会い

やっぱり師匠って必要ですよね

と思ったので師匠の登場です

戦闘訓練から三日がたった

学校には生徒の姿はない

学校側の規則で実践訓練の後は5日以上の休暇を与えることとなっているため、現在進行形で休校中なのだ

まぁ、自主勉強については魔法を使わないということを条件に許可が出されているため、俺も自主勉強ということで大図書館へとやってきている


校舎や廊下、教室には人の気配がなかったが、大図書館には人がまばらながらもいた

大図書館で錬金術の本を数冊かり、学校の地下にあるアトリエへと向かった


驚いたことにこの学校にも錬金術者のための研究室兼作業部屋であるアトリエが存在しているのだ

最も、現在では管理者はたった一人、国から錬金術師と認められた女性が一人で部屋の管理を行っているらしい


錬金術の本を借りる際、図書館の管理人さんに聞いた情報のため間違いはないだろう

なんでも、俺たちが普段使っている回復薬や魔力回復薬、などはここの錬金術師が作っているものが半数なのだとか...


大きな木の扉を前に深呼吸をしてノックしてみる


「はぁ~い。あいてますよ~」

気の抜けたようなおっとりとした声が聞こえた


「失礼します、Fクラス所属、カイトといいます、本日は...」

「いらっしゃいなのです。カイトさん、まぁ座ってお茶でもどうぞ」

「は、はぁ...」

彼女の言われるがまま椅子に腰かけお茶をごちそうになる

「私の名前は、イーリアです、以後お見知りおきを」

腰まである栗色の長くふわふわとした髪に垂れ気味の丸い目が特徴的だ


「それで、今日はどうしてこんなところへ?」

「実は...」

「そういうことでしたか、そういうことなら私にお任せください、錬金術の道に興味があるのなら詳しくお教えするのですよ」

以外にも協力的な人だ


勝手な想像ながら錬金術師はもっと頑固で変人が多いイメージだった


「あ、今、私のことイメージと違うって思いましたね?。確かに錬金術師には頑固で変な人は多いですが、すべてではないのですよ。そこのところはちゃんと知っておいてほしいのです」


この人は心が読めるのだろうか...

「ふふっ、ほんの少しならば読めるのですよ」

今のところ百発百中で読まれているのだが....

まぁ、そんなことよりもまずは錬金の基礎を教えてもらいたいのだ


「イーリア教官、錬金術には才能が必要だと本で読んだのですが...」

「私は厳密にはこの学校の人間ではないので教官ではなくイーリアさんでいいのですよ、確かに、一部の書籍では才能が必要と書いてありますが、私はそれは半分正解で半分不正解だと思っています。ある一面だけを切り取れば確かに書籍の言う通り、才能がなければいけないものもありますが、回復薬や、魔力回復薬などの日常的なものは料理と同じくレシピとコツさえあれば簡単に作れるものなのです。まぁ、料理にも上手い下手があるように錬金術にも上手い下手がありますが、魔法のように才能がないから扱えない、なんて事はないのです」

「そうなんですか」

「はい、ただ、錬金術が扱えるからと言って、それで生きていけるかと言えれればそれはNOなのです。錬金術で生きていこうとするならば、才能によるところが大きくなります。ですから、半分正解の半分不正解なのですよ。扱うこと自体は誰でもできるのです。ですが、その道へ進もうとする際には才能が必要になってくるといったところですね。カイトさんの目指すところは何ですか?」

「目指すところ?」

「はい。ただ錬金術が扱えるようになりたいのか、それとも錬金術師になりたいのか、という質問なのです」

「俺は...魔法に関しては才能がないといわれました、でも、もしかしたら錬金術なら...って本を見たときに思ったんです、だから、まずは錬金術を始めることろからやってみようかなって思ったんです」


「では、知ってるかもしれませんが錬金水の調合から始めましょう。素材は持っていますか?」

「はい、この前の訓練で集めた素材があります」

「これだけあれば、錬金術について理解はできると思うのですよ。では始めましょう」


おっとりぽわぽわの師匠ってなんかいいな...

と思って書いたのですがよくよく考えるとなんか怖いですね

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