あとがき
あとがき
「くノ一妖斬帖 妖刃!鎌鼬斬り」を読んでいただいてありがとうございます。
冬は寒くて体も脳もシャンとしていましたが、春にむけて温かくなる時期はちょっと動くだけで疲れてしまい、早めに寝てしまいます。
おかげで、仕事のあと寝る前に小説も書くこともせず、休日にコーヒーを飲んで執筆しました。朝は気怠いので、やる気が出ないのですが、前に書いた文章を読み返して誤字脱字のチェック、推敲をするといつの間にかやる気が出ていました。
もっと、早くこれに気がつけば……
ともかく、今回登場する妖怪は鎌鼬と大蟷螂です。
昔、購入した「図説 日本未確認生物辞典」の「鎌鼬」の章で、『本草啓蒙』によると越後高田に起きるカマイタチ現象を「かまきりむし」とも言う、という記述がありまして、聞いたことがなくて珍しいなあ……と、思ったのが原点です。
また、最近の妖怪の本では、越後の鎌切坂に大蟷螂がいたという伝説もあり、その本では鎌鼬と区別するためか、その妖怪を「カマキリ坂」と命名していましたが、それって地名じゃん……と、ピンとこないので、この小説では大蟷螂、巨大カマキリと呼びます。
また、大カマキリといえばゴジラ映画にカマキラスという怪獣がいますが、アメリカでも1957年に「死の大カマキリ」という映画が製作されました。
「ジュラシック・パーク」以前の特撮物も味があって、けっこう好きなのですよ……
日本では輸入されなかったので、レンタルショップでも流入されなかったようですが、最近、某動画サイトで予告編を見る事ができたのでイメージが膨らみました。
第十四章は敬意を称して同じ副題にしました。そして、さらにネットを調べると、未輸入のはずの映画「死の大カマキリ」は、「極地からの怪物 大カマキリの脅威」という題名でDVD発売されていたのですね……う~~ん、買おうかな……
それと、執筆中にテレビで「パシフィック・リム」が放送されたので、巨大怪獣VSくノ一というクライマックスにしました。書いていて楽しかったです。
巨大カマキリを出す前に、オーソドックスに鎌鼬も出そうと思い、三兄弟も考えました。それに、前回伴内さんがライバルの妖怪退治人と言っていたので、商売仇の轟竜坊も。
ちょっと長めの話になってしまいましたが、書くのは楽しかったです。楽しいのが最大の継続理由ですね。
それと風妖怪の話となると、必然的に風系忍法をつかう黄蝶に話がクローズアップされ、当番回のようになりましたねw
少しずつ、少しずつキャラクターに肉がついていく感じです。
ではそろそろ、またお会いできれば幸いです――ここまで読んでいただいてどうもです。
2016年3月27日
辻風一




