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短編小説・似たような違う道

作者: 日徒
掲載日:2015/11/08

不思議な短編小説です


お時間のある時にさっと読めるショートショート


宜しくお願いします!

結構、前のテレビで見た話。


昔は今のように自由な恋愛が出来なかった。


見た目も性格も知らない相手と見合いをして結婚をさせられるという事も珍しくなかった時があったらしい。


相手は、かなり年上で愛情もない。


親が決めただけの結婚。


私には好きな人がいた。


私の人生なのに。


だけど逆らう事さえ許されなかった。


しかし、一緒に生活していく内に知らなかった夫の良いところを知った。


次第に愛情が芽生え始める。


子供が生まれた。


月日は経ち孫が生まれた。


最初は嫌だったが…私は夫を愛している。


私は息子と孫に伝えた。


「私は、おじいさんと一緒になって幸せですよ。また生まれ変わっても…おじいさんと一緒になりたい」


夫は幸せな家庭を築き、その人生に幕を閉じた。


息子と孫は優しい子に育った。


私は今、子供と嫁、孫と一緒に仲良く暮らしている。




結構、前のネットで見た話。


昔は今のように自由な恋愛が出来なかった。


見た目も性格も知らない相手と見合いをして結婚をさせられるという事も珍しくなかった時があったらしい。


相手は、かなり年上で愛情もない。


親が決めただけの結婚。


私には好きな人がいた。


私の人生なのに。


だけど逆らう事さえ許されなかった。


一緒に生活していく内に夫の悪いところばかりが目についた。


興味のなかった相手に対して嫌悪感が芽生え始める。


嫌だったが子供が生まれた。


月日は経ち孫が生まれた。


私はどうしても夫が受け入れられない。


私は息子と孫に伝えた。


「私は、おじいさんと一緒になって幸せだと思った事はありません。出会ってから死ぬまで、ずっと嫌だった。好きなところが見つけられなかった。生まれ変わったら…あの人と一緒になりたい」


夫は、その人生に幕を閉じた。


息子と孫は私をほったらかした。


私は今、独りで暮らしている。



同じような人生を歩んだ二人。


どこから違ってしまったのか。


ただ私が思うのは『人間』が一番怖いという事。



読んで頂きありがとうございました!


一日一短編宜しくお願いします!

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