表現技法、より良い小説を書くためのアドバイス
小説の基本
・文章の頭は一マス空ける。
・句読点、句点をつける。
例、今日は、いい天気だ。
☆比喩
~のようだ
何かを例える技法
例、真っ白く細い、缶詰のアスパラガスのような指
参考、西加奈子『きりこについて』から
☆直喩(別名、メタファー、メタフォア)
ようだを使わないたとえ
例、小鹿の瞳をした女の子
ガラスの心……など!
☆暗喩(別名、シミル)
「まるで~だ」「~ようだ」「~みたいだ」など、比喩をあらわす言葉を用いずにたとえるのが暗喩。隠喩と似たような所もある。
例、「私も年を取り、白髪が目立つようになった。」
☆隠喩
暗喩と同じく「まるで~だ」「~ようだ」「~みたいだ」など、比喩をあらわす言葉を用いずにたとえる。
☆擬人法
人間ではない植物、動物、太陽などを人間の動作などを用いって例える技法。
例、太陽がにっこり笑った。
☆対句
対照的な語句を並べて、文章に味わいをもたらす。
例、あの山は高い、けれどもあの山は低い。
他にも、「瞳には希望が満ち」と「口元には喜びが宿っている」が対句法になっている。
☆体言止め
文や語句の終わりを、名詞や代名詞といった体言でとめる表現技法。
例、私の髪を飾る雪のわたげ。
☆倒置法
主語と述語をひっくり返す表現。
例、いったい何をしたというんだ、この少年が。
☆反復
同じ言葉を繰り返し使い、詩や文章で強調したいものがあるときに用いる。
例、あいたくて
あいたくて
あいたくて
あいたくて
・・・
きょうも
わたげをとばします
この詩は皆さん知っていますよね。
☆省略方
文章の一部分を省略して文章を簡潔にし、味わいや余韻を文章ももたらそうとする表現技法。
っと、ここまでざっくり表現技法を説明させてもらいました。ざっくりすぎますかね(笑)
ちなみに、小説を書くときは(笑)などを使わないほうがよろしいかと思います。
★より良い小説の書くためのアドバイス
ケータイ小説などで見かける文章を参考にさせていただきました。
「うちゎ」
とても読みにくいです。
「まぢか」
日本語の使い方を間違っています。
訂正→「まじか」
会話文
「……でも、出会い系? サイト? そこで? 出会ったんよね?」参考、著西加奈子『きりこについて』
……は三点リーダを使い・の数が偶数になるようにしましょう。
例、…… 六個
、………… 十二個
(!)エクスクラメーション、又は(?)クエスチョンマークの後は一マス空ける。
悪い例
「・・・でも、出会い系?サイト?そこで?出会ったんよね?」
詰まっていて読みにくいと思いませんか。
「じゃあ、今日の鬼はヨッちゃんね。」参考、著西加奈子『きりこについて』
↑このように文章の終わりに句点を使ってもいいが、基本外したほうがいいと思います。
役に立てたでしょうか? ノートなので説明がざっくりですが、参考にされたら嬉しいです。
ちなみに西加奈子さんの作品は感性豊かな比喩がこれでもか! というほど使われており、読みやすく。私の大好きな筆者の一人です。
西加奈子さんの作品の中で、私が一番好きなのは『さくら』という作品で、読み始めた瞬間、色鮮やかな赤、黄色、水色…… 様々な色が目に飛び込んできて一気に物語の中に引き込まれます。
この作品はさくらという犬と父、母、兄、妹、そして僕の波乱万丈な生き方の大部分が綴られています。
もし西加奈子さんの本をお手に取る機会があったら、是非読んでみてください!