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黒猫の図書館  作者: あるる


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98/105

第96話 神隠し

 いっらしゃいませー!


 って、オーナー!

 今夜もお待ちしていましたよ!


 さあさあ、今夜はどんな楽しいことを企んでいるんですか?

 人聞きが悪いって?


 だって、そりゃあオーナーが楽しいことだからね!

 普通のヒトには危険極まりないでしょう?


 でもでも! ボクらにとっては愉快そのものだからね!


 それで、本日のお題はいかがでしょうか?



 ◇◆◇◆◇◆◇



 今夜のお題かぁ~……。

 実はね、今僕が興味あるのは神隠しとかチェンジリングなんだ。


 あれって妖怪、神様、精霊、妖怪と言った怪異がヒトをこちら側に連れてきている訳でしょう?

 こっちって要は彼岸とか異界とか、とにかく普段ヒトが生活する空間とは違う訳で

 こっちに連れて来られたヒトはヒトのままで射られるのかな?


 こっち(彼岸)に連れて来られたヒトは稀に向こう(此岸)に戻る事があるけど

 戻って来たヒトは本当にその人なのかな?


 とても気になるんだよね。

 こちらの世界に来るだけでヒトがその意識を保ったまま怪異になれるなら

 肉体を捨てる必要はないよね?


 僕の今一番の興味は、僕が僕であることを維持したまま怪異となることなんだ。


 この肉体を捨て、僕だけの物語を作って知らしめて死ぬのが確実なんだけど

 それは失敗すると物語を歪められてしまう可能性があるから悩ましい。


 物語は縛りがあって成立するから

 僕もまたどんな制約を課すべきかも悩んでいる。


 でも、神隠しでヒトであることを止められるなら、全ては解決する。

 さて、僕はどんな手段を取るべきなのか……悩ましい。


 ちなみに、黒猫くん曰く彼岸はどんなに平和に見えても彼岸で

 その全ては此岸と違い過ぎてヒトには過酷な環境なんだそうだ。


 黒猫くんの図書館は彼岸と此岸の間の曖昧な空間であり

 やはり彼岸でもあるんだそうだ。

 つまり僕はあの世に片足どころか半身突っ込んでいるような状態なんだろう。


 僕はまだヒトらしいけど、どこまで僕はヒトのままなんだろうね?

 まあ、この曖昧な状況が面白いので全然良いし、楽しいね。


 さて、僕の物語がどうなるかは、まだお楽しみだね。



 ◇◆◇◆◇◆◇



 ちょっとちょっと、聞きました?

 ボクたちのオーナーは何やら着々と企んでいるようだね!


 一体かれは、何を目指してボクらとこの図書館をどうしちゃうんだろう!?

 うーん、ドキドキだなぁ!


 さあ、今宵はこちらでお終い。


 また次のお話しを楽しみにね!

読んでいただきありがとうございます!

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