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黒猫の図書館  作者: あるる


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第89話 魂

 こんばんはー!


 やあ、最近きみはボクらのことに興味津々だね~。

 今夜はどんなことを話したいんだい?


 ふむふむ、魂とは何ぞや、かぁ~!

 なんとも哲学的になってきたね!


 いいね、いいね、なんだかとっても面白いよ。

 魂、魂ね~……。


 霊魂は魂そのもだと言う人もいるし

 魂はエネルギーでしかなく、その精神を固定化するためのものって説もある

 そしてボクら怪異は精神があるのは間違いなく、その姿は不変。

 まあ、ある意味魂そのものと言えなくもない。


 ほら、段々と難しい話しになって来るよ!


 魂 と 精神生命体 の差とかね。

 まあ、結局魂はその存在の核なのか、それともエネルギーなのかって論議なんだけど

 残念ながらボクも魂や精神生命体を解剖して分析した知識はないんだよね。


 ボクの持論?

 いいけど、論拠はないからね?


 ボク個人は魂=核だと思っているよ。

 その核にボクの個人情報と言うべき人格、個性、能力、経験が宿っている。

 それらを守るための入れ物がこの見た目であり、体、そこに宿るエネルギー。


 ボクらはきみたちと違って肉体はないからね

 その分不老ではあるけど、不死ではないんだよ。

 肉体の消滅はきみたちよりも核たる魂を傷付ける可能性が高いからね。


 魂が傷付いたり消滅したら、さすがにボクたちも生きられないさ。

 もっとも、また同じ話から生まれる可能性はあるけど……

 果たしてそのボクはこのボクと同一なのかって話も出てくる。


 ね、どんどん複雑になっていくだろう?



 まあ、最初の質問にはちゃんと答えたかな?

 そこで大体次に来るのはボクらを消滅させるためにはってなるんだけど。


 うん? 方法はなくはないよ?

 簡単ではないね。

 何故ならそれはボクらの生まれた経緯を否定する事だからね。


 うん、つまり、ボクらの物語を知る人を全て消す事だから。

 もしくは、ボクらの物語の記憶を全て奪う、かのどちらか。

 一人でもボクの物語を知る人がいればボクらは消えることが無いからね。


 厄介だって?

 あはははは! もちろん、その通りだね~!

 そうじゃなきゃ、怪異らしくないだろう?


 ボクらは憎まれっ子世に憚るってのを素で体現してこそ!

 という存在ばかりなんだから。


 辛くないのか?

 ふふふ、様々な情報の中で様々な立場を求められるから

 ボクは楽しんでいるよ!


 きみとの出会いのように興味深い出会いもあるしね!



 ◇◆◇◆◇◆◇



 黒猫くんの核が魂であり、記憶も能力もこの核にあるならば

 確かに黒猫くんをつかさどる中心なんだね。


 僕は、どうなんだろう?

 ニンゲンは、どうなっているんだろうね?


 今日は僕が代わりに挨拶して欲しいと言われているんだ。

 まだまだ気になることは尽きないけど、今宵はこちらでお終い。


 また次のお話しを楽しみにね!

読んでいただきありがとうございます!

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