表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
黒猫の図書館  作者: あるる


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

9/105

第9話 終わらない階段

 こんばんは~!

 毎日来てくれて嬉しいよー!


 さてさて今夜はどんなお話しがいいかな?

 何かリクエストはある?


 ほう、終わらない感じのお話しかー!

 いいよね、終わらない悪夢的なお話しってゾクゾクしちゃうよね!


 じゃあ、今日はこのお話しかな!



 ◇◆◇◆◇◆◇



 とある大学の校舎の地下には様々な研究室の倉庫があった。


 サイトウは運が悪いことに、

 遅くまで研究室でコーディングしていた所を教授に捕まって

 院生の先輩と共にこの地下倉庫に5年前の卒業生の論文を取りに行かされていた。


「だっる~~~~」

「言うなサイトウ。俺もダルい……」

「つか、なんでこの階段こんな暗いんすか?」

「ん~、まあ理系の研究室は金食い虫だからな」


 つまりは節約だろうと、まあ分からなくもない。

 とは言え、深夜に薄暗い階段を男二人で降りているこの絵の不気味さよ。

 なんとなく、お互い無言になってしまう。

 しかも、階段が長い気がする。


 ようやく地下について無機質な廊下がほの暗く明かりがついている。

 研究室名と教授名を見るが、ここにはないようだった。


「あ、サイトウ悪りぃ、俺ちょっとトイレ寄るから先に地下3階に行っててくれ」

「はーい、早く来てくださいよー」


 バタバタと走って行った先輩を見送って、廊下の反対側の階段を下りはじめる。


 自分の足音だけが一定のリズムで響く薄暗い階段を下りる。

 どの位降りたのか分からないけど、地下3階にまだ着かない。


 おかしいな?

 先輩も中々来ない。足音もしない。


 コツコツと自分の足音が響く。

 自分が止まると、音も止まる。

 振り返っても何もない。



 ようやく広い場所に着いたが、周りは真っ暗で無音だった。


「げっ、もしかして電気切れてる?」


 独り言を言いながら壁を探して手を伸ばすと、固いものに触れる

 壁っぽい平らな面にスイッチのようなものはない。



 仕方なしにスマホのライトをつけて見渡すと

 遠くに白い顔が見えた。


「あ、すみませーん!廊下の電気ってどこですか?」


 返事はない

 あれ?と思って見ていると、凄い勢いで顔が近づいてくる。


「う、うわあああっ」


 追われるものの本能として逃げ出し、階段を上るがどんどん顔が追いかけてくる。


 上れども、上れども、暗い階段は終わらない

 もう、足が限界だった……。



 ◇◆◇◆◇◆◇



 終わらない階段、どこに繋がっちゃったんだろうねぇ~。

 暗闇って、何が隠れてるんだろうね?


 暗闇に入る時は気を付けないとね!


 さてさて、今宵はこちらでお終い。


 また次のお話しを楽しみにね!


読んでいただきありがとうございます!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ