第87話 思い
やあやあ、こんばんはー!
どうしたんだい? なんか悩んでいるように見えるけど?
ボクらときみたちの違い?
うーん、そうだねぇ……まあ、存在として全然違うのは確かだね。
ボクらを形作ったのはきみたちの思いや願いや様々な感情だね。
でも、人の気持ちは変わっていくものだろう?
ボクたちも変わるし、でも同時に変わらないんだ。
あはは、ちょっと謎かけっぽいよね?
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思い、って一言に言っても様々な思いがあるよね。
優しいもの、悲しいもの、怒り、妬み、ほんと千差万別。
でもね、やっぱりマイナスな感情による思いの方が強烈なんだよね。
想像つくだろう?
絶対に許さない!!!
とか
死にたくない! 誰か助けて!!
とか
こういう感情は物凄くインパクトが強くて
更にそこに『死』が絡んだら完璧だね~。
ヘドロのように濁って、いつまでもいつまでも
そこにべったりと着いて離れない。
その思いからうまれた存在が弱い訳はないよね?
しかもさ、そういう感情や思いは滅多に変質しないし
変質する時は良い方には行かないんだよね~。
分かりやすい変化を言うと
特定の存在への恨みが、無差別への呪いになるとかね~。
ね、最悪でしょ?
でもねぇ、根っこの部分は何も変わってないんだよ。
「許さない」「呪ってやる」のままなの。
だから、ボクたちときみたちとの大きな差はそこだね。
追加、外側部分が変化する事はあっても、ボクらの本質は変わらないのさ。
だって、ボクらはそう『在れ』として生まれたんだもん。
そしてきみたちは、自らの破滅を願う事のある不思議な不思議な存在。
非常に興味深くて、ボクはいつもワクワクしてるよ!
きみの見せてくれる感情
きみの描き出す物語
きみが望むこの先の未来
ボクらは描けないものばかりだからね!
◇◆◇◆◇◆◇
本当に、本当にボクはきみが毎日来てくれて嬉しいよ!
きみがボクと話、様々な話を聞いて、どう思うのか
そしてきみがどう変わって行くのか、とっても楽しみ!
さあ、今宵はこちらでお終い。
また次のお話しを楽しみにね!
読んでいただきありがとうございます!




