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黒猫の図書館  作者: あるる


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第84話 見てはいけないもの

 いらっしゃーい!

 やあ、どうしたんだい? 聞きたいことがあるって顔をしてるよ?


 ほうほう、物理的に追い詰めてくるのではない

 別の形ヒトを追い詰めてくる存在ねぇ~。


 ウイルスだったり、人の悪意だったり、呪いとか以外のまだ

 お話ししていないモノだよね?


 ふふっ、いるよ~。

 じゃあ、今日は自身はなにもしない(・・・・・)存在のお話だよ。



 ◇◆◇◆◇◆◇



 ボクたちは学校の社会科見学で市内の工場へ来ていた。

 テンマとユウト、タスク、そしてオレは早くも飽きて何か面白いものはないかと

 先生に怒られない範囲で自分たちで楽しみを探し始めた。


 そして、ボクたちは面白いものを見つけた。

 少なくともその時は絶好の時間潰しが見つかったと思った。


「なあなあ、これ見てみろよ」

「なになに、この工場には昔から『虚ノうつろのみ』と言う小さな神様が

 お酒の発酵を手伝ってくれています。

 ただし、この神様は人に見られるのを極度に嫌がるので見つけても見なかったことにしてください」

「へー! 面白い神様もいるんだな」

「おい、ちょっと検索してみたら意外と目撃情報があるみたいだぞ!」


 目撃情報があると知って、ボクたちは燃えた。

 絶対見つけようって、そして目撃情報が多かった場所を昼休憩のタイミングで見に行ったんだ。


「ユウト、そっちになんか走ってったぞ!」

「うわっ、コイツめっちゃはええーっ! って、いっつ……」

「どうした?」


 急に目を押さえて蹲ったユウトに追いついて様子を見ると、とりあえずけがは無さそうだ。


「わっかんねぇ、なんかゴミでも入ったかな? 見つけたって思ったら目が痛くて」

「マジか、気を付けろよ~」

「テンマ、コウジ、こっち来いよ! なんか小さな隙間に入ったぜ!」


 そう呼ぶタスクの声にユウトは「良い写メ撮って来いよ!」と言ったので

 ボクとテンマも急いで駆け付けた。


 なんかの壁の隙間、背の高い草が揺れ動いている。

 じっと目を凝らしていると、何かが見え隠れするけれど、ハッキリとは見えない。


 そして、見えた! とスマホを構えた瞬間

 物凄い激痛が目に、目の奥に響くように何かが刺さったかのような衝撃。

 痛いのか熱いのか分からない、目だけじゃなく、頭全体が痛い。


 周りが全く見えない、自分の叫び声を他人事のように聞きながら意識を失った。



 ◇◆◇◆◇◆◇



 真正面から見てしまった少年は、一体どうしちゃったんだろうねぇ?

 怖いねぇ~体が拒否するような存在だなんて。


 視るだけで倒れてしまう存在、どうだったかな?


 さあ、今宵はこちらでお終い。


 また次のお話しを楽しみにね!

読んでいただきありがとうございます!

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