第81話 似て非なる者
やあ、こんばんはー!
今日はきみが聞きたいお話しってあるかな?
うんうん、気になってたこと?
もちろん、なんでも聞いて!
ボクに分かる事なら話しちゃうよ~!
ほうほう、ボクらとニンゲンの差かぁ~
面白いテーマだね!
じゃあ、今日はボクらのお話をしようか!
◇◆◇◆◇◆◇
今日の語り手はボク、黒猫の司書がさせてもらうよ!
ボクらはきみたちニンゲンから生まれたモノであり
独自の存在なんだよね。
だからね、ボクらは似て非なる者っていうのが一番しっくりくる表現かな?
なら、なんで猫なのかって??
それはね、きみらがこの姿を望んだからなんだよ。
黒猫ってきみたちニンゲンにとってどんなイメージ?
もちろん、可愛いは含んでくれていいよ!
不気味、魔女の使い、死の使い、ネガティブな印象ばかりだよね?
だからね、この図書館の秘書のイメージにぴったりじゃない?
可愛いのに怖いものばかり運んでくる存在。
都市伝説の多くは君たちが生み出した
「こうなら面白いよね」って言う存在なんだ。
だから、楽しいだろう?
まさか自分たちの生み出した者に殺されるなんて! って?
ふふ、そこがニンゲンたちの愛すべき所でもあり愚かな所でもあるね~。
ボクたちは、きみたちの望みをかなえてあげているのにね。
蟲毒はニンゲンがニンゲンを殺すために臨んだものでしょ?
合わせ鏡だって君たちが作ったルールだよ?
闇に潜むものも、きみたちが怖いものがいるはず、って希望からだよ。
さあ、君たちは今度はどんな怖いもの、不思議なものを望むのかな?
ボクはいつだってワクワクして待っているんだよ。
ボクらにはない、能力だからね。
ボクらを作り出すのはいつだって君たちだからね!
だからボクはきみたちが大好きだよ。
ボクに新しい友達や仲間を作ってくれる、文字通り神様のような存在であり
ボクらに力を与えてくれる糧でもある。
そう聞くと、楽しいでしょ?
ねえ、きみは今度はどんな面白いお話を用意してくれるのかな?
◇◆◇◆◇◆◇
ホクたちは近くて遠い、でも切れない縁を持つ友人であり敵でもあるって
すっごく複雑で浪漫がない?
今日はなんだか大事な話をしたね!
後はきみがどうするか、きみの判断を楽しみにしているよ。
さあ、今宵はこちらでお終い。
また次のお話しを楽しみにね!
読んでいただきありがとうございます!




