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黒猫の図書館  作者: あるる


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82/105

第80話 石

 やあ、いらっしゃい!


 ねえ、子供の頃って「この石カッコイイ!」とかいって

 石や枝とか持って帰らなかった?


 やっぱりあるある? いいよね、カッコイイ石とかは特に存在感あって。

 でもね、自然に転がっている石は気を付けないとたまぁ~に変なのを

 憑けているから、気をつけてね!


 またそんな理不尽なって?

 そりゃあ~まあ、仕方ないよね? 出会っちゃったのが運の尽きってやつだしね!



 ◇◆◇◆◇◆◇



 弟があの石を持って帰って来てから妙なことが起きているような気がする。

 普通だと火山帯にしかない溶岩が固まって、内部に結晶ができた晶洞とかジオードと

 呼ばれる買うと結構お高い奴だったので母が喜んで飾っていた。


 小振りだし、もしかしたらそんなのお高い訳じゃないのかもしれないけど

 綺麗だしリビングにちょっと飾るにはちょうど良かった。



 でも、あの石を飾ってからちょいちょい小さな事故が増えていた。

 やたら細かい怪我をする

 物を壊すまでいかなくても欠けさせる

 そして、とうとう大き目の事故が起きて母が自転車との接触事故で怪我をした。


 命に別状はないし、後遺症も残らなかったのは幸いだった。


 ふと、あの石を見てみると少しくすんでいた結晶が透明になり

 キラキラと輝きを増しているように見えた。


 自分にはもう、母の怪我を代償に石が輝きを得ているようにしか見えなくて

 君が悪く、ある日こっそり処分する事にした。



 事後承諾で、弟にも謝った。

 弟はあまり気にしていなかったけど、母が物凄く反発したのが意外だった。


 母は自分が思っていたのと逆で、あの石が守ってくれていたんだと言う。

 正直そんな馬鹿な、と混乱したけど母の勢いに負けて捨てた場所を見に行ったけど

 そこをどんなに探してもあの石はもうなかった。


 母はがっかりしつつも、仕方ないと切り替えてくれてようやくいつもの毎日に戻った。



 そう思った自分の向かいから猛スピードで走ってきている存在に

 やはりあの石を捨てるべきではなかったのかも、と思ったが、もう遅い。



 ◇◆◇◆◇◆◇



 さて、その石は守ってくれたのか、厄を呼び込んでいたのか。

 どっちだったんだろうね?


 どっちだったら、面白いかな?


 さあ、今宵はこちらでお終い。


 また次のお話しを楽しみにね!

読んでいただきありがとうございます!

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