第78話 プライベート
やあ、こんばんは!
きみに話すお話を整理してて気になってしまったことがあるんだ!
聞いてくれるかい?
学校関係の怖い話しって花子さんだけじゃなく、いろんなものが
極々プライベート空間であるトイレに来るのってなんでなんだろうね?
すっごい気になってしまってね。
だって、綺麗じゃないし、他人と関わりたい場所じゃないでしょう?
ああ、そうか、不浄だからか……そにしてもちょっとねぇ。
そんな感じで気になって調べちゃったから、今日はこんなお話をどうぞ~!
◇◆◇◆◇◆◇
そこは決して綺麗とは言えない場所だったけど
誰にも邪魔されない場所だった。
流石に、ここで食事をしたいとは思わないけど。
でも全てが煩わしい時には、プライベートが保証されているここはちょうど良かった。
でも、厄介ごとは、どうあってもプライベートな場所さえも侵食しようとする。
ここも、安心できる場所ではなくなった。
煩わしい、本当に……だから、あいつらが消えればいいのにって呪った。
ワタシを意味もなく傷つけて悦に入る奴らなんて、誰にも知られる事ない場所で永劫に苦しめばいい。
そう、呪いながら、全てに疲れたワラシは自らの命をチップに呪いそのものとなった。
愉快だった。
誰もいない、独りの安全なプライベート空間。
そこで襲われる恐怖に、奴らは完全に油断してて面白い程の醜態を晒してくれる。
笑いが止まらなかった。
ワタシはこの場を棲み処として不愉快な奴らは痛い目を見せる。
さあ、みっともない姿を晒して、慈悲を乞いながら苦しませてからその命を摘もう。
どんなに美しい女も、どんなに見目麗しい男も
ここではただの情けない存在にしかならないから。
さあ、ワタシ好みの傲慢な者が早く来ないだろうか?
タノシミ
◇◆◇◆◇◆◇
ふふふ、こんな怪異が待ち受けている場所なんて行きたくないね~。
このヒトがその場所から動かなければいいんだけどね?
どうする? 振り向いたら、異形がきみの顔を覗き込んでいたら?
さあ、今宵はこちらでお終い。
また次のお話しを楽しみにね!
読んでいただきありがとうございます!




