第77話 返し
こんばんは!
ねえねえ、きみには色んな人の強烈な思いとか、恨みとか、
呪いとかの話をしてきたんだけど……。
きみ自身はそういった呪いとか受けたらどうする?
派手なやり方するなら、呪い返しとかがあるけれど
まあ、そもそも呪いなんてものは相手を呪うことに失敗したら即術者に返るんだけど。
あれ? 知らない?
返しの風とか、呪詛返しとか結構有名じゃないかな?
まあ、そんな特殊技能がないとダメなものよりお手軽でかつ
厄や呪いを返す、その結果返された呪詛がどうなるかな?
知っててドキドキ? それとも知らなくてワクワク?
さあ、今日はそんな「返されちゃった」可哀相なヒトのお話をしようか!
◇◆◇◆◇◆◇
怪異や都市伝説なんていうものは、有効活用して使うことはあっても
それに一喜一憂したり振り回されるなんて馬鹿馬鹿しい。
そもそもこいつらの存在に有益性なんてないんだから
人間様の道具にでもしないと存在意義がないだろう。
デカいだけの食人の化け物
人の弱みに付け込み、それらしい予言をして死に誘う化け物
人を害するためだけに作られた、人を害する悍ましい呪い
そこにいたから、それだけで人をころす化け物
こいつらのどこに存在理由はどれもこれもただ人を傷付け殺すのみ。
ならば、不要な人間を排除するのに使って何が悪いと言うんだ?
どうせ、こいつらは人を殺すんだ。
ボクは奴らを使ったり、作り出して、依頼を受けた奴や気に入らない奴を
化け物で追い詰めて惨めな様子を眺めながら死んでもらっていた。
そんなある日、化け物共がボクの言うことを聞かなくなった。
これほど不愉快なものは無かった。許しがたい。
仕事に使う怪異、悪霊、と呼ばれるモノを捕まえられなくなった。
これでは仕事にならない。どうしたことかと思っていた時、朗報が入った。
都市伝説が集まり、新たな怪異が生まれると関係者の中では実しやかに囁かれている
『図書館』が最近開かれているという。
ボクの邪魔をしていたのは、ソイツだと理屈ではなく本能が訴えた。
もちろん、そんな明確な敵は排除一択だ。
化け物には化け物を向かわせた。ボクの手持ちの最強ばかりを行かせた。
なのに、何故こいつはここにいるんだ!!
◇◆◇◆◇◆◇
あっはは! これこそ「ざまぁ!」ってやつじゃないかな?
へー、確かにこれは愉快だね。
カレがどうなったか?
そりゃあ、ボクらをいいようにしようとしたんだ。
いいように、されているんじゃないかな?
さあ、今宵はこちらでお終い。
また次のお話しを楽しみにね!
読んでいただきありがとうございます!




