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黒猫の図書館  作者: あるる


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第74話 ノート

 やあ、こんばんは!


 唐突だけど、きみは誰かを殺したいくらい憎んだことってある?

 殺したいくらいって、かなりの熱量だよね。


 ある意味とっても情熱的なんだけど

 牛の刻参りとかもそうなんだけど、自らの手を汚さないで相手を殺したいとかちょっと凄いよね?


 そこにさ、手を汚さない、完全犯罪で誰にもバレない殺害方法があったら

 この世の中はどうなってしまうんだろうね?


 ちょっと面白そうじゃない?



 ◇◆◇◆◇◆◇



 ある日聞いた噂に私はドキッとしてしまった。


 たまたまカフェで一人で読書していたら、

 隣りの女子高生か大学生の二人組が声高に興味深い話を始めた。


 都内の某駅近くにある昔ながらのレトロな雰囲気の喫茶店があり

 そこに来客者用ノートがあるらしい。


 そのノートに呪いたい人の名前ととあるマークを記入すると

 その相手は痛い目にあう。ケースによっては亡くなっている、と。


 それが証明されたのがたまたまその女性が見た名前と年齢が一致する人の

 事故による死亡ニュースを見たから、らしい。



 その話しを聞いた翌日、私はその喫茶店に行ってみた。

 そこそこ噂になっていたのか、混んでいて、ノートも色んな人が話題にして色々書き込んでいた。


 私もその中身紛れて落書きをしつつ、呪い殺したい名前とマークをこっそり書いた。



 それから三日後、ようやくその時は来た。

 確実に逃げられないと分かる、影のような何かが、今私の目の前にいる。


 私が願ったのは私の死亡。

 なのに、ソレは私の顔を覗き込み、真っ黒で見えない顔に三日月のような笑顔で嗤った。


 死なせてやらない、と言われた気がした。



 そして、私は今日もまだ生きている……。



 ◇◆◇◆◇◆◇



 まさかの自殺に活用だなんてね!

 他人を呪うためのものだからねぇ~。


 まあ、死にたい人を死なせないって言うのは立派な呪いで

 嫌がらせだろうね~。


 さあ、今宵はこちらでお終い。


 また次のお話しを楽しみにね!

読んでいただきありがとうございます!

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