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黒猫の図書館  作者: あるる


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第7話 消えるチャットの相手

 いらっしゃ~い!

 今夜も来てくれてありがとう。


 さてさて、今日の話しはどんなのがいいかな?


 うんうん、身近でありそうなお話しね!

 そうだよね、知っている場所とか人とかのお話しってドキドキするよね!


 きみはSNSとかはする?

 今色々あって、それぞれの場所で違う人とコミュニケーション取れるのって楽しいよね!


 今日はそんなSNSに纏わるお話しだよ。



 ◇◆◇◆◇◆◇



 ミユキはゲームする時に便利だから良く使っている「不協和音ディスコード」と言う名のSNSを良く使っている。

 目的別に気軽に専用のサーバを立てられて、メンバーの募集も楽だし、仲良くなった人とはフレンド登録をしてDMもできるから本当に気軽に使えて重宝していた。

 いつものメンバーで集まるサーバで適当な会話を楽しむのが日課になっている。


 今夜もひとしきり遊んで、深夜過ぎ。

 10人近くログインしていた友人たちは既にログアウトしてミユキともう1人しかいなかった。


『まだ少し起きている?』


 とチャットが来たので、起きている事を伝えるとと個別でチャットしようと誘われ、特に気にせずチャットルームを変えた。

 今日の対戦の話などをしながら、ミユキはカップが空になったのを確認してコーヒーを入れながらスマホで返信しながらふと違和感を覚えた。


『今日もミユの白いパーカー似合ってるね』

「ありがと、どうしたの急に?」


 返信しつつ、自分のキャラはそんな服着せていただろうか?


『深い意味はないよ?いつもオシャレだなーって思ってたから』

「そっか、ありがとー」

『でも、家ならもっと気抜いても良いと思うよー』

「えっ… やだなーどこから見てるの?」


 白っぽいパーカー、今着ている。まさかね?と思いつつ返信をすると


『左にノートPCあるよね?』


 ……ある。

 怖くなり咄嗟に左に置いていたノートPCを閉じる。


 ピコンと通知音がしてモニタを見ると


『ふふ、閉じても無駄だよ?』


 ピコン『怯えている表情も可愛いな~』


 乾いた悲鳴が無意識に口から出て、PCの前から立ち上がる


 ピコン『逃げようなんてしないでね?』


 怖い。声が出なくて、全身震えてくる……見たくないのに目が離せない。


 ピコン『すぐ後ろ』


 文字が目に入った瞬間、後ろを振り向いた、けど何も無かった。


 ピコン『捕まえた』



 ◇◆◇◆◇◆◇



 うわ~お姉さん、どうなっちゃったんだろうね。

 怖いね~、怖いね~。


 ねえ、知ってる?


 ネットと携帯電話の発展のお陰で離れた場所と場所は

 実は簡単に繋がっちゃうんだよ?


 だから、どこに繋げるのか、気を付けないとね?


 今宵はこちらでお終い。


 また次のお話しを楽しみにね!

読んでいただきありがとうございます!

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