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黒猫の図書館  作者: あるる


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第67話 偶像

 やあ、こんばんは!


 きみは推しとかっている?

 みんな推しがいると生活が潤うとか凄いよね~。


 推しとかの典型だとアイドルなのかな?

 みんなの理想とか、目標とかを体現するって大変そうだよね。


 遠すぎても近すぎてもいけないし、きびし~!!

 今日はそんな偶像(アイドル)についてのお話しはどうかな?



 ◇◆◇◆◇◆◇



 オレにとって彼女はただのアイドルなんかなじゃいんだ。

 彼女の笑顔が、声が、歌が生活に潤いと楽しみを作ってくれるんだ。


 些細なことに傷付いた時も

 理不尽なことに憤っている時も

 彼女の笑顔を見れば気持ちは落ち着いて穏やかになれる。


 冷静になれば、状況も違って見えるし

 相手を責めるだけじゃなく妥協案なども考えることができるようになる。


 彼女の応援ボイスを聞けば一日元気に過ごせる。

 だから目覚ましは彼女の目覚ましボイスだ。



 なのに、オレの女神はある日突然引退を宣言した。

 彼女はユニットの中では人気が低かったらしい。


 オレの生活は一気に灰色になるかと思ったけど

 僕のスマホやPCに残されている彼女の記録が支えてくれた。


 やっぱり、彼女は存在するだけで癒しだし神だ。



 でも、新しい彼女が全くないのは寂しかった……。



 そんな時、嫌な話を聞いた。

 曰く彼女をいつも執拗に攻めていたメンバーが居たんだとか

 曰く彼女に才能がないから止めるように言っていたとか。



 許せなかった……でも、彼女が既に失われている今、できることは無かった。



 ところが、彼女は別の形で帰って来た!

 より近く、でも現実ではない、この距離感は今までよりも彼女が近くて理想的だった。


 今度こそ彼女を失わないように

 彼女を支える者たちでこの場所を維持しなければいけない。



 そう、彼女を失った日々が二度と訪れないように……

 彼女が彼女らしく、自由に過ごせる環境はオレたちの手にかかっているんだ。


 神の邪魔をせず、神に迷惑をかけないようにやり過ぎないように

 オレたちは神のための楽園を守るんだ。



 きっとまた彼女を排除しようとした奴が現れる

 その時の為にオレたちは牙を研ぐ。


 オレたちの神を、癒しの存在を守るために

 そもそも敵対したことを後悔させるだけだ。



 強火担の本気、そして彼女を傷付けた奴は絶対に許さない。



 ◇◆◇◆◇◆◇



 いやぁ~……ここまで来ると立派な宗教だね。

 うんうん、やっぱり人の心に寄り添う存在は強いねぇ~。


 しかも、熱心な信者の恨みを買っちゃうとか、怖すぎる!

 どこまで着き進めるんだろうね?


 さあ、今宵はこちらでお終い。


 また次のお話しを楽しみにね!

読んでいただきありがとうございます!

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