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黒猫の図書館  作者: あるる


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第51話 トラウマ

 やあ、こんばんは!


 ねえねえ、人間は忘れる生き物だというけど

 忘れられなくなったら、人間はどうなるんだろうね?


 やっぱり辛いのかな?

 良い記憶も悪い記憶もずっと消えないなんて

 ちょっと現実味がないよね。


 忘れたい記憶のひとつや、ふたつあるでしょ?

 でも、全部覚えてるとか、辛そうでボクは嫌だな~。


 今夜はそんな忘れたいのに、忘れられないお話を紹介するよ!



 ◇◆◇◆◇◆◇



 そのドラマには曰くがあった

 曰く、このドラマを見るとトラウマになるらしい。


 でも、そんなことを聞いたら余計に気になるじゃん?

 レンタルにはなかったけど、友人が偶然に手に入れたからと

 仲間で集まって見ることになったんだ。


 ……正直、思った以上にえぐくて、本当にトラウマものだった。

 何が、と特定して言いにくいけど、人間の汚さを煮詰めたような

 救いどころか、みんな、みんな汚くて、裏切り裏切られ、辛かった。


 誰よりも信頼していた人に裏切られた時の痛みがリアルで

 見終わった頃には一緒に見ていた全員が凹んで人間不信に半分なっていた。


 どうにも一緒にいられなくなって

 その日は全員バラバラに帰ったんだ。


 家族も、彼女も、きっと裏切るんだ。

 十年来の友人だって、お互いが信じられないんだ。

 あんなに何でも話し合ったり、一緒にバカやった仲間なのに。



 そんな不安定な精神状態になってから五日が過ぎた。

 仲間の一人カナトから電話がかかってきて、出ると恐ろしいことが起きていた。

 ミズキとリョウが街中で出会って喧嘩になり、ふたりして階段から落ちて亡くなったと。

 信じられない、けどカナトの声が震えているから本当なんだろう。


 ふたりの通夜にはもちろん行ったが、ふたりの顔を直視できなかった。

 あまりに突然のことで、喧嘩したっていつもさっさと仲直りしていたんだ。


 そんな悲しい籍なのに、オレはカナトがどうしてそんな詳細を知っていたのか

 突然気になってしまった。


 まさか、まさか、ふたりをカナトが落としたなんてこと……



 オレは、誰を信じたらいいんだろうか?



 あんなドラマ、見るんじゃなかった――。


 ◇◆◇◆◇◆◇



 いやあ、仲の良い友人同士がバラバラになってしまうなんて!

 悲しいね~。


 それにしても、友人も家族も恋人も信じられなくなるなんて

 一体どんな内容だったんだろうね?


 ボクはドキドキしちゃうなぁ!気になる!!


 さあ、今宵はこちらでお終い。


 また次のお話しを楽しみにね!

読んでいただきありがとうございます!

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