第4話 深夜のタクシー
ふふ、今日も来たね!
今日は君にどんな話を紹介しようか、色々選んでいたんだよ!
今回はジリジリ追い詰められるようなのと
ちょっと意外性があるの
どっちが読みたい気分かな?
お、じゃあ今日はびっくりするような
そんな楽しい楽しいお話の始まり~!
◇◆◇◆◇◆◇
深夜の駅前、終電も終わり人もまばらになった中一人の女性がフラフラと歩いていた
最後の深夜バスも出てしまい、後はタクシーに乗るか歩いて帰るしかない。
「……はあ、もう、無理…無理ぃ」
タクシー乗り場に向かってぽてぽて歩いていくと
待ち構えていたようにタクシーがドアを開けてくれる。
「どちらまで?」
「ええと、××丁目コンビニ横のマンションまでお願いします」
ボーっとしたまま窓の外を流れる見覚えのある景色を見ながら
ふと目の前の席に運転手の姿が見えない。
思わず前を見ると、ちゃんと人影がある。
……良かった。
疲れているから見間違えたのだろう。
自分に苦笑しながら座りなおす。
しばらくして、やけに時間がかかっている事が気になる。
窓の外をを見ると見覚えのない場所だった。
「運転手さん?」
「すいません、大通り事故で封鎖されてるんで遠回りになってます」
「あ、そうなんですね」
それなら先に一言言って欲しいな、と心の中でグチグチ言いながら
スマホを取り出すが興味を惹かれるものもない。
今日はついてない。
そもそも残業だって夕方、しかも定時間際に上司から押し付けられた作業のせいだ。
帰ったらやけ酒だなと考えつつ座り直して正面を見ると……
誰も映っていないバックミラーが目に入った。
はっ?
見直すが、やはり誰も映っていない。
運転手籍を覗き込むと
ハンドルが勝手に動いている。
意味が分からない。
冗談でしょ!?って思って見直すが、どう見ても運転手はいない。
質の悪い冗談だろうか、一体に何に巻き込まれたんだろう?と
軽くパニックになるが幸いコンビニが目に入った。
半ば無理矢理、お金を多めに置いてそのまま飛び降りて距離を取る。
視線の先には嬉しそうにえしゃくする運転手。
見間違い…だったのかも、しれない。
釈然としなかったが、疲れていたのかもしれない。
折角降りたし、コンビニで缶チューハイでも買おうかと歩き出した次の瞬間
キキィとタイヤの軋む音とふかすようなエンジン音が聞こえ……
振り向く間もなく衝撃が襲ってきた。
訳が分からない、痛い、痛い、全てが痛い
自分がどうなっているのかも分からない。
「……ぁ、たすけ…」
「運の悪い人ですね。
あのままタクシーに乗っていれば、痛い思いをしなかったのに」
◇◆◇◆◇◆◇
深夜のタクシー怖いねぇ~怖いねぇ~。
運転手さんは一体何者だったんだろうね?
乗ってたらどこに連れて行かれたんだろうねえ。
さあ、今宵はこちらでお終い。
また次のお話しを楽しみにね!
読んでいただきありがとうございます!




