第38話 消えていく
やあ、こんばんは!
昔の映画を見ながらお話しを選んでいたんだ。
お店とか家に人が食べられちゃう話しって
意外とあるよね?
そんな事ってある~?って思うけど
世の中、何が本当かなんて分からないものね。
例えばきみが座っているそのソファ-
それが突然バクッ!って食べちゃったりとか、ね?
なんてね!
そのソファーはただのソファーだよ!
今日はそんな、人が消えて行っちゃうお話し。
◇◆◇◆◇◆◇
その家に入った時、ワタシ達は五人いた。
湖の湖畔へ遊びに来ていた所、突然の雷で倒木があり
唯一の道が塞がれてしまい、コテージの管理人さんの好意で一軒貸して貰った。
「参っちゃったね~」
そう言いながらコテージのソファでぐでんとするアリサに
マイコは笑いながら同意している。
「まあまあ、食材も提供して貰ったし、コテージも無料で貸してくれたんだから」
「それもそうだね。ユキ、冷蔵庫を見に行こうか?」
サラに誘われて私、ユキは一緒にキッチンへ行き
私たちは料理は普段からしているので夕食の準備を始めた。
マイコはシャワーを浴びに行き、ナオは乗って来た車へ荷物を取りに行った。
それぞれに動きつつ、荷物の整理も一段落してご飯も準備できたので
ダイニングに集まったのだがマイコだけ来なかった。
「アリサ、マイコはシャワーから帰って来た?」
「えっ、見てないかも? ナオと明日の帰り道の確認とかしてたよ」
心配になってサラと一緒に浴室を見に行くと、シャワーはついたままだった。
マイコの姿はどこにもなく、洗面所の籠にはマイコの服が入っていた。
急いでサラとダイニングに戻ると、アリサは食事を取り分けていた。
「あれ、マイコは? いなかったの?」
「うん、服も下着もあるのに、マイコは居なかったの」
「ええ……なんだろ、やだねぇ」
「ナオは?」
「マイコが外に出たのかもって、コテージの周り見に行くって」
私たちは三人で固まってまったけど、ナオは結局帰ってこなかった。
でも、外はもう真っ暗でどこにも行けない。
しっかり施錠をして、三人一緒に二階の寝室で固まって怯えながら夜を過ごした。
夜更けにアリサとトイレに行って寝室に戻るとサラが消えていた。
次はワタシかアリサなのか……。
◇◆◇◆◇◆◇
いやぁ~どうして消えちゃうのか
本当に家に食べられたのか!?
きみは決定的な瞬間を見たい方?
それとも怖いから見たくない?
ふふ、正解はないよー!
でも、知りたいってのはヒトらしいよね。
さあ、今宵はこちらでお終い。
また次のお話しを楽しみにね!
読んでいただきありがとうございます!




