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黒猫の図書館  作者: あるる


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第37話 ふたつでひとつ

 やあ、こんばんはー!

 待っていたんだよ!


 実はきみに聞いてみたかった事があるんだ。


 きみは人格、心はどこに宿ると思う?

 肉体?それとも魂?


 ふむふむ、肉体かぁ。

 じゃあ、きみの魂がボクに宿った時、きみ(・・)はそれでもきみ(・・)でいられるのかな?


 気にならない?



 ◇◆◇◆◇◆◇



 アタシとリコは双子で

 生まれた時からそっくりで、いつもいつも一緒にいたの。


 アタシたちが一番よくやった遊びはお互いを入れ替えて

 相手を揶揄う遊び。


 相手がアタシだと見抜けても楽しいし

 リコに間違えても楽しいし

 間違ってもすぐネタばらしして、いつも笑っていた。


 色違いのお揃いの服。

 髪型も左右対称。

 アタシはリコで、リコはアタシだった。


 なのに、ある日私からリコは奪われてしまった……。


 リコはアコで、アコはリコなのに。


 アタシは半分いなくなってしまったの。

 アタシはひとりぼっち。



 でも、そんなの!

 リコがいないなんて、認めない。


 アタシたちは二人で一人なんだから!



 アタシはリコになるの。

 たまぁに、アコなの。



 だからね、寂しくないよ、リコ。

 一緒にいるよ、アコ。



 他の子たちも、

 アタシ達と同じようにひとつにしてあげないとね。



 お揃いの人形も

 お揃いのぬいぐるみも

 お揃いの服も

 みーんな、みーんなひとつにしないとね。


 お父さんとお母さんは二人で一人かな?

 みきちゃんとかおりちゃんはどうだろう?



 ひとりは寂しいから

 みんな、仲良くひとつにしてあげないとね。


 行こうリコ。

 行こうアコ。



 アタシ達と一緒に二人で一人になったら

 みんないつでも一緒。


 寂しくなることはないもんね!



 ◇◆◇◆◇◆◇



 この双子ちゃんたちは入れ替わる事で

 お互いを再認識していたのかもしれないねえ。


 双子は個々なのか、やっぱり二人で一人なのか。

 一卵性なら、とか二卵性なら、とか色々あるけど。


 やっぱり生まれる前から一緒のいるって

 特別な絆があるのかもね。


 そして、その絆を奪われたら

 半身を認識できなくなったことで自身を見失ったら

 あっさりと壊れてしまうのかも。


 さあ、今宵はこちらでお終い。


 また次のお話しを楽しみにね!

読んでいただきありがとうございます!

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