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黒猫の図書館  作者: あるる


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第34話 見えない子

 いらっしゃーい!


 実は今日のお話しを悩んでいたんだ。

 きみは勤勉で大分色んなお話しを読んでしまったから

 改めて原点に立ち返るのもいいかなって思うんだけどどう?


 そうそう、最初って大事だもんね!

 ということで、ホラーで鉄板って言えば水辺だよね!


 なぜか分かる?

 そうそう、事故が起きやすいし、昔から水はトラブルが多いよね。


 基本ルールとして忘れちゃいけないのは

「死者は生者を羨む」んだよ。


 だから、彼らは呼ぶんだ。

「こっちにおいで」って、ね。


 さあ、今夜は穏やかな川が舞台のお話しだよ!



 ◇◆◇◆◇◆◇



 うちの近くには小さな小川しかなくて、夏場はほぼ乾ききってしまうような

 小さな小さな小川だけど、ザリガニや小魚、蛍がいて子供にとっては楽しい環境だ。


 小学生から中学に上がり、ほとんど小川には行かなくなったけど

 年の離れた従兄弟が小川が楽しい年齢で久々に一緒に行く事になった。

 丁度前の週に雨があったおかげか、小川はそこそこ水量も多くて

 従兄弟はクロックスのようなサンダルでざぶざぶと小川に入って楽しそうにしていて可愛い。


 そうだよな、楽しいよな~と思いながら見ていると

 いつの間にか近所の子たちが来たのか4~5人でワイワイし始めた。

 その中でも一際小さいのが従兄弟だったから、目が離せなかったけど

 心配はいらなそうで年長の子がちゃんと面倒を見ていてしっかりしていてびっくりした。


 ひとしきり遊んだ後、徐々にみんな帰宅し始めて、

 従兄弟ともう2人くらいになってきたから

 うちも帰ろうとしたら従兄弟が変な事言いだした。


「てるにーちゃん、この子がまだ一緒に遊びたいって言うんだ」


 そう言って従兄弟が指さす方向には誰もいない。


「イツキ、にーちゃんにはどの子か分からないんだけど教えてくれる?」

「お兄さん、ダメだよ。ねえ、早くこの子連れて早く帰った方がいいよ?」

「えっ? ごめん、どういう意味か教えて?」

「それもダメ、言えないんだ。じゃあ、帰るね! お兄さんも早くイツキくんと帰ってね!」


 そう教えてくれた女の子はそのまま急いで帰って行ってしまったが

 イツキは誰かと話しているようだが、無理矢理切り上げて連れて帰った。


 後日まだ小学生の妹に聞いた所、あそこで半年前に事故で亡くなった子がいて

 何人かで遊んでると寄ってくるんだそうだ。



 ◇◆◇◆◇◆◇



 楽しい時間だったはずが、急に怖い話になっちゃったね~!


 従兄弟のイツキくんが無事で良かったー!

 勘のいい子は呼ばれやすいから、気を付けないとね~。



 さあ、今宵はこちらでお終い。


 また次のお話しを楽しみにね!

読んでいただきありがとうございます!

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