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黒猫の図書館  作者: あるる


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第27話 開かずの教室

 やあ、いらっしゃい!


 やっと涼しいのが安定して来たね。

 こんな過ごしやすい季節が続くといいのにね~。


 さて、今日は学校を舞台としたお話しだよ。

 やっぱり、学校って成長途中の曖昧な次期だったりして

 だからこそアオハルな話も多いけど

 不安定さって傾いた時に一気に崩れる怖さもあるよね。


 さあ、今日はそんなお話しのひとつをどうぞ~。



 ◇◆◇◆◇◆◇



 私の学校には『開かずの教室』と呼ばれている

 学校七不思議にも入っている教室がある。


 先生曰く、単に倉庫になっているだけだと言うけど

 そういう割には開けて見せてはくれない。


 さっさと何もないのを見せてくれればみんな興味を無くすと思うのに。

 なんと言うか、思わせぶりだよねって思ってしまう。


 案の定

 夏の補習期間、先生たちの目が少なくなる時を狙って

 例の教室を開けてみようって話がクラスメイトの間で持ち上がった。


 生憎、私自身は帰省中で参加はできないけど

 仲の良いユミが色々教えてくれた。


「明日決行なんだっけ?」

「そうなんだよね~」

「あんま気が乗らない感じ?」

「うん……実はさ、あそこちょっと嫌な感じがしてて。

 でも、アヤカに煽られて。

「なになに、ユミィ~怖いのぉ?」ってさ」

「アヤらしいけど、ユミ災難だね……ほんとに嫌ならさ、明日サボろうよ。

 ユミは補習ないっしょ?」

「うん……」


 結局ユミはどうするとも言わないままだったけど

 あの様子ならきっと嫌々行くんだろうとは分かっていたので

 明日の夜は愚痴を聞こうと思っていた。



 翌日、ユミからはメッセンジャーで「行ってくるね」と一言あったきり

 ユミは消えてしまった。



 数日後、学校からの報せで初めて状況が判明したけど

 悲惨な状態だった。


 一緒に行ったクラスメイトの内二人は発狂し、二人は部分的な記憶喪失となり

 1人――ユミは行方不明となった。



 流石に警察沙汰になり、その教室の鍵は警官と教師たちにより開かれたけど

 ガランとした教室内には使わなくなった石こう像や教材があるだけだった。


 今では開かれているその教室をそっと覗いた所

 苦悶の表情を浮かべる石こう像が不気味だった。


 先生に改めて聞いた所、過去に賞を取った優秀な生徒の作品だが

 出来が良すぎて怖がる生徒が続出したため例の教室にしまい込んだのだと教えてくれた。

 納得できるほど、リアルな出来のその石こう像が見たことあるような気がするのは

 ……きっと、気のせいだろう。


 ――ミヤ…………ココダヨ――


 ◇◆◇◆◇◆◇



 開けちゃいけないものを開けると

 大体悪~いものが出てきちゃうよね。


 この学校はその後、大丈夫なのかな?

 気になっちゃうね~!


 さあ、今宵はこちらでお終い。


 また次のお話しを楽しみにね!

読んでいただきありがとうございます!

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