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黒猫の図書館  作者: あるる


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24/105

第24話 秘密基地

 やあやあ、いらっしゃい!


 唐突だけど、きみは秘密基地とかって作った?

 浪漫があっていいよねー!


 でも、ここの嗜好性としてはトンネルを抜けると別の世界だったとか

 とかの方がいいかな?


 どちらにせよ、浪漫が溢れているよね!



 ◇◆◇◆◇◆◇



 神様に守ってもらおうと言う意味と

 神社は地盤のしっかりした場所に作られるから

 神社の近くに防空壕が作られる事は良くあった。


 そんな防空壕の跡と言われている小さなトンネルとか

 洞窟みたいな深めの穴が裏山とも言えない小さな丘にある。


 小さい頃はそこは子供たちの秘密基地で

 よく入り込んでは両親に怒られていた。


「あそこはいつ崩れるか分からないから!」


 そう言う大人の言葉にボクたちは「嘘だ~」って思っていた。



 なのに、ある日ボクの友人はその洞窟で消えてしまった。


 知り合いのおばさんが泣き崩れて

 いっぱいの大人が殺気立っている様子にボクは驚いてしまた。

 だって、ボクはその前の日アイツが洞窟の奥にダンボールとかお菓子とか

 いっぱい持ち込んで秘密基地を充実させていたのを知っていたから。



 なのにアイツは消えちゃったと言う。

 ボクは何度もこっそり洞窟に探しに行ったけどアイツは見つからなかった。



 ボクはそのままアイツとは会えなかった……

 でも、ボクはアイツの事を忘れられなかった。



 何年も経過して、久々に実家に帰ってきた。



 家の裏にある丘にあった小さな注意看板と洞窟の入り口は今も変わらなかった。

 懐かしさにそっと入ってみると、お菓子のゴミが少しあり

 きっと今も誰かの秘密基地なんだろうと思うと微笑ましい。


 奥に行くと暗くて見えなくなってきたので

 スマホのライトで照らしながら進むと

 意外にも奥は深かった。


 こんなに奥まで行けたか?

 と思う気持ちとは裏腹に、好奇心が足を進めている。


 ようやく洞窟の最奥にたどり着いて

 壁に触れると少し湿っている土壁で、人工的だった。


 少し下の方にレンガのようなものがある。

 引っ張っても撮れないので

 何気なく力を入れて押した瞬間


 足元が消えた。


「うわあああああああああ~!!」



 ああ、これがアイツの消えた理由なんだと、理解した。



 ◇◆◇◆◇◆◇



 落ちた先は異世界なのか

 あの世なのか、気になるね~!


 一番夢がないのは、ただの落とし罠だったパターンだけど

 きみはどう思う?


 さあ、今宵はこちらでお終い。


 また次のお話しを楽しみにね!

読んでいただきありがとうございます!

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