第21話 アプリ
いらっしゃいませー!
やあ、こんばんは。
ねえきみもスマホは使うよね?
その中に入れているアプリって色々あるけど
誰が作っていて本当は別の事をするアプリもあるじゃない?
今日はね、そんなアプリのお話しだよ。
そのアプリはね、使用者との絆次第で凄い事をしてくれるんだよ!
◇◆◇◆◇◆◇
最近流行っている常駐アプリで「猫生活」と言うものがあって
最初に選ぶ猫ちゃんがニュースとかお天気とか、検索AIも搭載している便利アプリ。
私が選んだのは黒猫で足だけ白いかわいい子。
ノワールって名前でいつもスマホを起動すると「おはようニャ~」って
眠そうに音声で行ってくれるのが可愛くてお気に入りだ。
「マリ、今日はお天気崩れるから傘忘れずにね」
「マリ、今日はバイトの時間が遅いから気をつけて」
「マリ、今日から乾燥してくるから保湿しっかりね」
こんなセリフが可愛くて、AIでもついついお返事してしまう。
もちろん、AIだから返事も返してくれるから、なお可愛い!
一人暮らしで人恋しい時や
他の人には言えない愚痴をノワールに話してスッキリする事も多かった。
そんなある日、ノワールがいつもと違う事を言ってきた。
「マリ、今日は大変な事が起きるかもしれないけど、気を強くね」
「え? ノワールそれってどういう事?」
「まだ、言えない。ボクはマリの味方だよ!」
「うん、じゃあ行ってくるね……」
その日、私の彼氏、アラタから別れを切り出された。
アラタは二股していたらしく、もう一人に私は負けたようだ。
悔しいし腹立たしいし、私に魅力がないのが悪いとか言い出すアラタは最低で
その日は帰宅して大泣きした。
大泣きしながら、人恋しくてノワールと話していた。
「マリ、辛かったね、酷い相手だったね……今はいっぱい泣いてね」
「ノワール、わ、たし、本当に好きだったし、たいせつに、してたんだよ?」
「そうだね、アラタから告白したのにね」
「そうだよ、なのに!!」
「……マリ、アラタなんてもう忘れよう? いらないよ?」
「うん、でも、今だけは泣かせてね」
「もちろんだよ」
翌日は学校を休んで一日好きな事をして切り替えた。
その次の日、ノワールはまた面白いことを言ってきた。
「マリ、もうマリを泣かすヤツはいないよ。安心して」
◇◆◇◆◇◆◇
悲しいお話しかと思ったら、びっくりだねー!
元彼氏さんどうなっちゃったのかな?
お姉さんはこんな生活で大丈夫なのかな?
ドキドキだね~!
さあ、今宵はこちらでお終い。
また次のお話しを楽しみにね!
読んでいただきありがとうございます!




