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黒猫の図書館  作者: あるる


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20/105

第20話 夢の世界

 こんばんは!


 今日はまた寒いね~。

 ボクは温かい毛布で丸くなりたくなっているよ。


 さあ、今夜は体が冷えるからコーヒーじゃなくてココアだよ。


 お話しもちょっと夢のあるお話しにしようか!



 ◇◆◇◆◇◆◇



 夢小説とか、自分の理想を突き詰めた甘いシーンとか

 現実リアルにならないと分かっているけど、その瞬間はとても幸せで……

 人には話さないけど、ずっと好きで大切な世界だった。


 自分で書くのも、人が書いたものでも好きなものは

 繰り返し、繰り返し読み返していた。


 でも、ある日私の幸せだった空間はアンチに踏み荒らされた。



 元々二次創作なんて人の数だけあるし、カップリングとかは千差万別なはずなのに

 一人の心無い人によるSNSへの晒し行為で私の夢小説は馬鹿にされ、貶された。



 たかが夢小説、そう思う人も多いだろうけど

 私には我が身を切られるように辛く、痛かった。


 勉強にも身が入らなくなり、両親や先生にも叱られ

 ますます居場所がなくなって行く中……



 友人の間にそのSNSの炎上ニュースが届いてしまった。



 彼女たちは私の文章をボロクソに言い、カップリングも貶した。

 既にボロボロだった私のメンタルは……



 限界だった。

 その場をどう乗り切ったかは覚えていない。


 気付いたら自宅の自分の部屋で延々と泣いていた。



 気に入らないなら放っておいてくれれば良いのに。

 仲間内で見せ合うだけのものだったのに、何故そんなに攻撃するんだろう。


 多様性の時代じゃないの?

 マイノリティーも認め合う世界なんじゃないの?



 そう思う怒りと共に、

 無遠慮に土足で踏み込まれ、無惨に荒らされた聖域が辛かった。


 だから、全て消した。



 私の聖域は、心の安らぎは

 もう誰にも見せない小さなノートの中だけになった。



 寝る前のほんの一瞬、誰にも見られないようにそっと開くノート。

 それをベッドのマットレスと枠の間に隠して寝る。


 その一瞬だけ、私は彼等に会えた。

 その一瞬だけ、私は幸せだった。


 そんなある日、彼等の声が聞こえた。


『ねえ、もうこっちにおいでよ』


 そんな奇跡あるなら、とアタシは手を伸ばした。



 ◇◆◇◆◇◆◇



 悲しいお話しだねぇ~。

 彼女が幸せになれているならいいんだけど!


 それにしても、人の好きなものを否定する人って

 ボクは良く分からないなぁ~。


 きみは分かる?


 今宵はこちらでお終い。


 また次のお話しを楽しみにね!

読んでいただきありがとうございます!

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