表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
黒猫の図書館  作者: あるる


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

17/105

第17話 人形の影

 いらっしゃいませー!

 やあ、きみか、こんばんは。


 そうだ、きみはファンタジーは好きかな?


 ちなみに想像のお話しだからって本当に無いとは限らない

 っていうのはきみなら分かるかな?


 人形だって髪を伸ばしたり、泣いたり、動くんだもん

 そりゃ、色々あるよねえ?


 さあ、今宵はそんなちょっと不思議なお話しをどうぞ!



 ◇◆◇◆◇◆◇



 ずっと大事にしていた置物が二つあった。

 一つは母から貰った、母が若い頃にインドで買ったという

 ダンシングシヴァと呼ばれるシヴァ神の木彫りの人形。


 もう一つは叔父に貰ったなんだか不思議な雰囲気の人形。


 どちらの人形も自室の棚の上に何気なく飾っていた。



 その日まで正直特に気にしたこともなく、嗚呼あそこに置いてるよね

 くらいの認識だった。



 とある夜、ふいに目が覚めてトイレに行ったあと寝ようとしても

 目がさえてしまって全く眠れそうになく

 ただ、ぼ~っとベッドの中でごろごろしていた。


 寝室の照明は間接照明にしていた。

 ふとライトが当たっている人形に違和感がある。

 人形の方を見てみても、特に異常は無さそうだった。


 なんだったんだろうな?と思いつつどこを見るでもなくぼ~としていると

 やっぱり視線の端で何かが動いている。

 よくよく見ると、人形の()()()が動いていた。


 はっ!? と思ったけど、何故か体が動かない。

 というより、後から思えば動こうと言う気が何故か起きなかった。



 影は、叔父に貰った方の人形が土下座をするように延々とぺこぺこしていて、

 母に貰ったシヴァは六本の手を使って怒りを表していた。


 何をそんな怒っているんだろうと思いつつ、気付いていたら寝ていた。


 そんな日が三日続き、毎晩シヴァ神は怒っていた。

 でも、人形の本体は全く動いていなかった。


 なんでそんなに怒っているんだろうと思った瞬間

 シヴァ神の顔が私を見た。



 明らかに私に怒っている。

 私は一体何をしてしまったんだろう?と不安になったまま、結局そのまま意識が飛んだ。



 翌朝起きると、やはり人形は変わりなかった。



 一週間後、土下座して謝っていた人形が割れた。

 そして、シヴァ神の顔が厳しくなっているように見える。



 この先、何が起きるのか私にはまだ分からない……。



 ◇◆◇◆◇◆◇



 神様に怒られちゃうなんて……

 ちょっと怖いよねえ。


 謝っていた人形はなにしちゃったんだろうね?

 怖いね~、怖いね~。



 今宵はこちらでお終い。


 また次のお話しを楽しみにね!

読んでいただきありがとうございます!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ