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黒猫の図書館  作者: あるる


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第16話 響く音

 こんばんは!


 おや、風邪かい? 季節の変わり目は気を付けてね!

 寒いならひざ掛けならあるけど、どうさい?


 じゃあ、せっかくだから今日は体にまつわるお話しにしようか。


 興味ある? それなら良かった!



 ◇◆◇◆◇◆◇



 腕がきしむように痛い日が続いていた。

 最初は違和感だったけど、翌日から耐えられない痛みに病院に行くが何も見つからない。

 痛み止めだけ処方されたが全てが痛くて、夜もまともに眠れない。

 二日で耐えられなくなり、今度は総合病院に行った。


 触診や外観からは何も分からなかったため

 レントゲンを撮ったところ骨に異常が見つかったため急遽CTも撮る事になった。


「気をしっかり持って聞いてください。アナタの右鎖骨は()()に食い荒らされています」

「はあっ!?」


 医師の話を聞くと微細な生き物はオレの骨の中を掘って進んでいると。

 そして、それは一匹ではなさそうだと。


 何かに触れた記憶はないかと言われて思い返すと

 半月ほど前に沖縄の離島の一つに行った時、遺跡のようなものに触れたとき

 指先が何かが刺さったような痛みがあったのを思い出した。


「右手の人差し指ですか、確かに理に適ってますね。

 骨の異常は右の鎖骨のあたりからでしたので、おそらくですが卵を植え付けられ、

 血流を流れて鎖骨のあたりで羽化して行動開始したのが最近なのでしょう。

 それまでも何か違和感はありませんでしたか?」


 違和感はあった、それにだるさもあったが風邪かとあまり気にしていなかった。


 医師が言うには骨への寄生を見るのは初めてだが薬物治療も放射線も難しいだろうと。

 そこで国立の総合病院でチームを組み骨の一部切除で治療を行う事となった。

 幸いなことに全身に広がってないので切除で完治可能だろう、とも。


 どうなるのか恐怖があったが、あっという間に手術のスケジュールは決められ

 オレは即入院で完全な安全監視体制のもと、外科手術は行われた。



 目が覚めた時、右腕に不自由は感じるが医師は笑顔で手術は無事成功したと笑顔で伝えてくれる。

 寄生物を見るかと聞かれたけど、怖かったので断った。


 術後も順調で2週間の入院で済み、晴れて退院となった。



 誰もが全て終わったと思っている。

 オレは体に響くカリカリという音に諦観を覚えながら、笑顔で病院を去る。



 ◇◆◇◆◇◆◇



 うわあ~中から食べられるとか、想像したくないね!

 ボク、虫はあんまり得意じゃないんだよね~。


 あー怖い、怖い!


 今宵はこちらでお終い。


 また次のお話しを楽しみにね!

読んでいただきありがとうございます!

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