第14話 嘆く声
やあ、いらっしゃいませ~!
今日も良い夜だね!
きみも大分色々な話を聞いてきているし
たまには海外のお話ししようか。
これはアメリカでのお話しだよ。
アメリカでは毎週日曜日に礼拝に行くらしいんだけどね
たまーに面倒がって行かない子が居るんだって。
日本だと鬼が来るとか良く言われるけど
そんな子はどうなっちゃうんだろうね?
◇◆◇◆◇◆◇
僕の友人のエディはちょいちょい礼拝をすっぽかすんだ。
何度も起こされても起きれないらしくて、親も諦めちゃったみたい?
まあ、そんなエディは周りからもちょっと浮いていて
だって、ほら、みんなが来ている所なのに来ないじゃん?
変わってる奴って見られるんだよね。
でも、エディはいい奴なんだ。
だから僕はエディになんで礼拝に来ないのか聞いてみたんだ。
そうしたら、彼は酷く罰当たりな事を言って……
僕は信じられなかったんだ。
そんな僕の気持ちは態度に出てたみたいで
エディは肩をすくめて去って行っちゃったんだ。
その一週間後の事だったんだ、エディは酷い状態で亡くなってるのが見つかった。
僕は怖くて、怖くて……。
エディの話した内容?
神父様の周りに、辛そうな表情をしたゴーストがいっぱい纏わりついているって。
ゴーストたちはエディが見えている事に気付くと
助けてってエディに縋りつくらしいんだ。
最初は見えない振りをしていたんだけど
一度驚かされて、それからは教会に近付くと無理やり引っ張られそうになるって。
でもさ、神父様って神様に仕える人だよ?
信じられないでしょ? 隣人を愛せって教えてくれる人なのに。
でもね、エディは凄い力で引っ張られたような
全身の筋肉がボロボロだったって聞いて……
なんで僕はエディを信じなかったんだろう。
エディは本当の事を言っていたよ。
でもね、僕は死にたくないから、教会に行く時は耳栓をするよ。
恐ろしい声を聞かないようにね。
エディ?
エディはずっと泣いているよ、僕に助けてって言ってるけど
僕には神父様と戦うなんて怖くてできないんだ。
あなたが助けてくれるなら、嬉しいよ。
◇◆◇◆◇◆◇
ひゃあ~友人が幽霊となって助け呼んで周りにいるなんて!
凄いねえ?怖いねえ?
ボクには平静を装える自信がないよ!
このインタビューをした人はどうしたんだろうね?
触らぬ神に祟りなしとも言うし
彼のどんな決断をするのか興味深いね~!
さあ、今宵はこちらでお終い。
また次のお話しを楽しみにね!
読んでいただきありがとうございます!




