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黒猫の図書館  作者: あるる


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13/105

第13話 鏡

 こんばんは!

 すっかり常連さんだね~!


 ボクもきみが来てくれるのが楽しみだよ!


 今日はそうだね、ちょっと変わったお話しにしようか。

 まるで物語のような不思議なお話し。


 ちょっと気になるだろう?

 それじゃあ、楽しんでね~!



 ◇◆◇◆◇◆◇



 私の友人曰く、うちの高校には面白い話があるらしい。


「日本史の準備室にカバーのかけられた鏡あるじゃん?

 アレに触れると別の世界に行けるんだって!

 不思議の国のアリスみたいで夢がない?」


 その鏡から別の世界に行くためには何か手順がいるらしくて

 その方法が残されているというノートがあるのだと言う。


 そのノートは表紙から異様な感じがあった。

 中を開くとめまいがしそうな感じの大きさがバラバラな上に歪んだ文字が

 ノート上を自由に走っていた。


 しかも、その文字は読めなかった。

 漢字やカタカナっぽいの違和感があって、しかもノートを見ているとちょっと目がくらくらする。


 分かりやすい大き目の文字をよくよく見ると

 鏡文字になっている上に一部をループで見ているかのように歪んでいるせいだと分かった。


 鏡文字だと分かってからはさっさとノートのコピーを取って

 一枚一枚トレス台で読むことにした。




 此ノ文ヲム者ニ告グ。

 我ハ深ク悔()()ル。

 クモ愚劣ナル物ヲ造リ出シタコトヲ。

 彼ノ物ガマサホドコサントスル災禍ノ大キサヲ、

 我ハ正シク認識シ得ナカッタノダ。



 ここでノートは数枚破られていた。

 非常に読みにくいし、言い回しから昭和初期とか固いものようだけど

 ノート自体はそんなに古いものには見えない。


 続きのページは書いている人も違うようだけど

 不思議と同じように歪んでいる文字が続く。



 コノ手記ヲ読ンデイル方ニ告ゲマス。

 奴等ハ知ラレル事ヲ望ミマセン。


 アレヲ作ッタ人ガ何ヲ考エテイタノカハ分カラナイ。

 アレハ危険。

 アレハ破棄シナケレバイケナイケド、非常ニ難シイ。

 ソレデモ、破棄ヲ試ミルノデアレバ……


 月ノナイ漆黒ノ深夜

 明カリノナイ中、全テガ暗黒ノ中デソノ中心ニ楔ヲ打チ込ムノデス。


 私ハ失敗シタ。

 ナントカ、コノ手ガカリダケヲ残ス。



 ノートにあった内容はそれだけだった。

 後は意味をなさない文字ばかりで、見る物を責めるような感覚があった。


 好奇心に負けたワタシは、今夜例の鏡を見に行こうと思う。



 ◇◆◇◆◇◆◇



 うわぁ~こんな所で終わるなんて!

 酷いねぇ、気になっちゃうねえ?


 でもさ、きみなら気付いているんじゃない?

 まだかな? ふふ、見つけるのも楽しみだよ!


 さあ、今宵はこちらでお終い。


 また次のお話しを楽しみにね!

読んでいただきありがとうございます!

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