表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
黒猫の図書館  作者: あるる


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

104/105

番外編2 黒猫はかく語る

 やあ、いらっしゃい!

 今夜はどんなお話をお探しかな?


 ボクのオススメかー!

 いいよ、最近産まれたばかりの新しいお話があるよ!

 もしくは古典もたまには良いかも?

 古典は古典の風情があるからね。


 どう? 古きゆかしきしっとりとしたお話と、フレッシュな今時のお話。


 えっ、ボクの話し!?

 これは驚いたなあ〜! もちろんいいよ!


 じゃあ、今夜はボク自身のお話をお楽しみくださいませ〜!



 ◇◆◇◆◇◆◇



 黒猫って、昔から魔女の使い魔とか不吉の象徴になってるんだよね。

 キミも聞いた事はあるんじやない?


 黒猫に目の前を横切られると不幸がある、とか。

 魔女の使い魔もそうだね。


 でもね、日本において黒猫は魔除けで縁を守るって言われてたんだよ?

 何故なら日本と欧米で『黒』に対する認識が真逆だからね。


 古来より日本において黒色は邪気を払い、封じる縁起の良い色なんだ。

 だから八咫烏とかも黒いし、留袖とか大事な着物を黒だったりするでしょう?


 そして、猫は長生きすると猫又になり様々なものを知っているとされていた。

 だから日本人は黒猫にそもそも嫌悪感がないんだよ。



 逆に欧米において『黒』は不吉の象徴なんだ。

 そこに猫が加わると、闇夜に光る猫の目って怖いらしくてね?

 そう言った印象から黒猫は不吉な存在として扱われてきた。


 同時に気付くとそっとそこに居るイメージから

 常に人の世を視て知っている、生き証人的なポジションから

『第三者として語る』役割を与えられたんだ。


 有名な例で言うと転寝していた少女が白ウサギを追って不思議な国へ迷い込むお話に出てくる猫ね。

 彼のように、

 時に嘘ではないけれど、全てではない話で惑わし

 時に冷静に指摘して

 時に聞き手を煙に巻いて翻弄する。


 それがボクの存在理由。



 ふふ、無害でしょ?

 ボクはこの図書館の可愛い担当だからね!


 なんてね!

 でもね、油断していると……いつのまにか救いのない泥沼にはまっちゃうよ~?


 なんせ、ボクはこわぁ~いお話を紹介する語り部だからね!

 油断大敵だよ?


 なにせ、ボクは『死なない』と言われているし

 本来は吉兆だったボクだけど、今となっては完全に不吉の象徴だからね?

 なにかが起きてもおかしくないよね!


 ボク自身も何が起きるかは分からないけど

 きっと面白いことだと思うんだ~!



 さてさて、今日はボクのお話だったけどどうかな?

 楽しんでくれたなら何よりだよ!


 じゃあ、今夜はここまでかな。

 新しいお話も用意しておくからお楽しみにね!


読んでいただきありがとうございます!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ