1話 女神
マジの初心者です。
小説初心者なのでクソかも知れませんが宜しく御願いします。
見渡す限り、暗闇の中で咲き誇る鮮血のように鮮やかな色の彼岸花。その光景に愕然としていると、女神のような優しい声色が脳に響いた。
まぁ、女神がどんなのかは知らんけどな。
(ということで貴方は若くして死亡しました。)
「え?何?ナニ?」
(今、貴方の脳に直接話しかけています。)
なんだ厨二病か?
でもなんだ・・・その・・・何この新感覚?マジなのか?さっきの話は
なら、返す言葉はただひとつ
「コイツ・・・直接脳内に・・・」
決まった・・・決まってしまったよ・・・フッ、フッフッ
あっ、ちょっと恥ずかしくなってきた。
(君もその答えを出しますか。・・・よし!君、気に入りました!
君には別の世界に行ってもらいましょう!)
またこの感覚か。でも、この答えで正解だった様だ。
っていうか転生者ってそれで決まってんのかよ
高校生の俺は確か・・・黒塗りの高級車に轢かれた気がするんだが・・・じゃあここは?
(? さっきも言いましたが貴方は死にました。)
「ちょ、ちょっとストップ。ここは?」
(ここは・・・世界の繋ぎ目。死後の世界みたいなのですよ。)
世界の繋ぎ目?なんだそりゃ
世界の繋ぎ目ってことは別の世界があるのか?
「もしかして、異世界とかってあるの?」
(当たり前です。もちろん魔法もありますよ?
そして貴方が今からいくところです。)
また響く。マジか。今流行りの異世界転生か。
っていうかなんで高校生がよく転生するんだろ。物語的にその方が良いから?
(ええ、本気も本気、マジです。異世界転生です。)
「やったー(棒)」
(それと異世界に行く関係上、体を作り替えないといけないんですよねぇ。)
「それに何か問題が?」
めんどくさいとか?
(いや、作り替えるだけだったらなんの問題もありません。一瞬で終わります。)
「へー。それで?」
(問題はその性能です。私が作る関係上、性質が私寄り、つまり神寄りになる訳です。
ゆったりまったり静かに暮らしたいなんて考えているなら諦めてください。)
「別にいいですよ。
そういえば俺って次死んだらどうなるんですか?」
魔王退治!異世界転生!チート能力!死んでたまるか。
ああ、異世界転生ワクワクしてきた。
(そう簡単に死にませんよ。なんせ私の作った半神の体ですからね)
「でも心配で・・・」
そうだ・・・次死んだらもう終わりだ。
(面倒臭い人ですね。よし、行ってらっしゃい!)
「え? え? ちょっとぉぉぉぉぉぉ!!!」
(ん?・・・あ・・・ま、いっか!、行ってこぉぉぉい!)
「あ・・・ってなんだよぉぉぉ!
あれ?・・・視界がぐわんぐわんする。ねぇ!本当に大丈夫なのぉぉぉぉぉ?おぉぉぉぉぉぉ!!!」
数秒後・・・
(ふぃー、めんどくせぇ奴だったぜ。
それはそうと転生特典付けるの忘れた・・・)
と、女神は可愛いらしく言った。
(最後私のキャラがぶれた気がする。)
この時女神は知る由もなかった。
先ほどの男がここにまたくるハメになるとは・・・
ありがとうございました。