~シェリアの選択~
こんばんは~。
夜鳥 澪です。
久しぶりの投稿ですね。
今回は、彼女目線でお届けします。
最後までよろしくお願いします。
私の目の前で倒れたこの男……あれ?前より弱くなってないですか?!……ね!?
確かに、名前を言ってなかったけど、攻撃すらしてない……。
正直に言って、弱くなりすぎ。……どうしようか……。
下で勇者の登場を待っている同胞たちになんと説明しようか……。
<シェリア様!勇者は?!憎きあやつは?!>
<奴なら、上で死んでいるぞ。私にはもはや敵はない。>
<……?!倒したのですか!?私たちへの謝罪は?!>
……。なりそうで怖いな。
どうすれば良いのだろうか……。
よし、奴を倒したと言おう。
塔から降りようとしたとき、ネクロマンサーのベリノアズがいつの間にか来ていて、私を突っつく。
「魔王シェリア。このベリノアズに、その死体をくださいな。」
「ベリノアズ、貴様ここで何をしている。」
私としたことがつい、嫌いな奴だと分かりやすく態度を変えてしまうのか……。
「勇者を皆で倒すといううわさを聞いたもので、実験材料が手に入るのではと思いまして。」
……まあ、こいつが生き返ったところで、何の害もないだろうから別にいいか。
「良いだろう。まともに使えるようになったら、こき使ってやれ。」
「ありがたや。ではさっそく持って帰らせていただきますね。」
―――塔を降り、皆に”勇者はこの魔王シャリアが倒した”というと歓声が沸き上がり、私の予想とは真逆となった。
……私はこの時、思いもしなかった。彼があんなことになるとは。
最後まで読んで頂きありがとうございました!
勇者は死に、ネクロマンサーのベリノアズのところへ!
さあて、次回が楽しみですね♪
この他にも連載中の作品が2作、そして短編が一作ありますのでそちらも宜しくお願いします。
バイちゃ~ww