転移者達の脱落ー後編【終】
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大変長らくお待たせ致しました。
ーー数十分前ーー
「アレならどうにかなるかもしれない」
『それは許せませんねぇ』
「転移の神様、何故ここに!?」
『アナタが変な事を企んでいるので、それをやめさせ
ようと思いここに来ました』
苦虫を噛み潰したように噛み締めながら声を発する
「グウッ、、ただ辞めることは出来ないので、貴方に反抗させてせていただく!」
『ふむ。歯向かうという意志を持つとは、はぁ
愚かな判断ですね。そんな貴方はもう不要です。
能力は回収させていただきますね』
「グッ、ぬおっ、力が抜けていく」
思わず膝をついてしまう
『ステータスを見る力だけは残しておいたのでどうぞ確認してください』
促されて確認する
「ステータス」
名前 会田消
職業 冒険者
HP 8 MP 8
力 8 守り 8
速さ 8 知力 8
運 8
スキル
「!な、何もスキルがない、それにステータスが全て8になっているだと!」
絶望で顔が歪む
『期待通りの反応をしてくれて嬉しい限りです。
ではさようなら。』
どこからともなくナニカがやってきて攻撃を受ける
「ウッ、ゴフォッ」
消え入りそうな声で独り言を呟く
「兄さんごめん、守りきれなかった。」
転移者の会田(弟)の遺体が徐々に消えていく
『やはり人間には、私の期待に応えられないですね。
さて先程の企みを処理しましょうかね。!
そうだ、もう1人の転移者に処理して貰いましょう、
これで先程の彼も浮かばれるでしょう、
フフフ、フフフフフ。』
ーーそして現在
〈え!?う、うわあぁぁぁぁぁ。〉
ドッ、ドッ、ドッ、ドッ
ゴブリンの大群が迫ってくる。
【ゴ、ゴブリンの大群だわ!今度こそもうダメだわ。
私が時間を稼ぐからアナタだけでも逃げて!!】
〈すっ、すっ、すまない、に、逃げさせてもらう〉
すっかり怯えた声で、そう言い捨てさっき来た道を
走って戻っていく。
【私ももうこれまでか。さてこれからどうなるのか
見ものですねえ』
〈そ、そういえばさっき分かれ道があったな〉
先程来た分かれ道の今度は反対の道を進んでいく。
〈しかしなんで俺がこんな目に遭わなくちゃいけない
んだ!どこか隠れられるところはないのか!?〉
しかし無情にも行き止まりになってしまった。
〈うそだろ、ここでもう行き止まりかよ、嫌だいやだ死にたくない。〉
少しずつ後退りながら壁へと近づき、逃げ道がなくなってしまった。
〈こんな所で終わってたまるかぁ!うぉぉぉ!!!〉
無謀にもゴブリンの大群に向かって行く。
カチッ。
〈なんだ?う、うわあぁぁぁぁーーーーー!!〉
『フフフフフ、これで全員。』
最後までご覧頂きありがとうございました。
それではまた別の作品で。




