宿屋にて
作者の都合で短い投稿が続きますが、何卒宜しくお願い致します。
異世界生活開始早々に王から見限られた俺は、あてなんてあるわけがなく、ボロボロの服で王都の街をさまよい歩いた。
(ちなみに、町ではなぜか日本語を使用していたので、文字を読むのには苦労せず済んだ。)
「とりあえず、宿屋に行って情報収集をしよう、、、、」
そう思い、近くにあった宿屋に入った。すると顔にでっかい傷がある怖いおっさんが出迎えてくれた。
「いらっしゃい。お前さんは一人か?」
「は、はい。ひ、一晩止まらせてもらってもいいですか?」
「あいよ。一泊銀貨一枚だ。」
ラノベとかでよくいる、無口で怖いおっさんにお金を払うと、俺は二階の部屋に案内された。
部屋は案外広く、ベッドも固くなかった。
「ふぃぃぃぃぃ~」
と、ベッドに倒れこむと、召喚されてからずっとバタバタしていたので、眠気がすぐに襲ってきた。
そういや異世界に来てからおっさんとしか話してないなと思いながら、俺は眠りについた。
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翌日、トーストが焼けるいい匂いで目を覚まして一階に降りると、そこには前にいた世界では見たこともないような、ハムエッグとウインナー、サラダとコーヒにトーストという完ぺきな朝食が俺を待っていた。
一泊朝食付きで銀貨一枚(日本円で約3000円)とはなかなかいい宿を引いたなと思いながら、朝食を頬張った。味は最高だった。あのおじさんは見た目に反して料理がうまいらしい。
結局トーストは三枚たべた。
おなかもふくれたところで、つぎは情報収集だ。
異世界から来たことは隠したいから、地方から出てきたばっかりの駆け出しのふりをする。
……まあ、駆け出しなのは本当なんだけどね。
「ごちそうさまでした!おいしかったです!」
「…………」
「あの、実は僕田舎から出てきたばっかりで、 これから冒険者になりたいと考えてはいるんですけど、どうすればいいのかサッパリ分からなくて、、、、教えてもらえないでしょうか…………」
「………ぁあ?」
と言うと、店主が近づいてきた。
やばい、おじさん超怖いんだけど。 どーしようこれ。死んだかな、、、
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