part2
ヤマネは驚きのあまり尻餅をついてしまいました。
ヤマネ「封印…。もしかして、厄神様?」
厄神「そうだ。お前の行った封印の舞の効力は
シャレにならなかったぞ?
お前が努力したからだな。
お前のその姿を讃えて、私の力を捧げてやる」
ヤマネは厄神の発言に戸惑いを隠せません。
封印するはずなの本人から力をもらう。
いくら夢とはいえ意味がわかりません。
厄神「あぁ、今のうちに言っておこう。
お前はこの先どんな形であれ、多くの友を
持つことになるだろう。
そいつらを大切にしておけよ。
私と同じ道を辿らないようにな」
そう言われてヤマネは目を覚ましました。
ヤマネの身体にはこれといって変化はありません。
ヤマネ「やっぱり夢だったんだね〜。早くお母さんの
朝ご飯食べたいなぁ」
ヤマネはお母さんの作る料理が大好きでした。
朝ご飯は朝一番の楽しみです。
しかし、ヤマネは厄神と名乗る不審者?が言った
言葉が気掛かりで、そればかりを考えていました。
ヤマネ(お友達がたくさんできる…。
その子たちを大切にする…。
この2つは分かるんだけど、
『私と同じ道を辿らないように』って
どういうことなんだろう?分からない…
というかあの人、本当に厄神様なの?)
あれこれ考えているうちに、お母さんがヤマネの
部屋にやってきます。
ヤマネ母「随分とお寝坊さんね、ご飯ですよ」
ヤマネ「はーい!」
お母さんはヤマネの頬を優しく撫でようとします。
しかし、お母さんはヤマネの顔を見た瞬間、
手に持っていた洗濯物を落としてしまいました。
それもそのはず。
ヤマネの目の色が、元の檜のような茶色から、
濃い橙色に変わっているではありませんか。
ヤマネ母「どうしたの!?その眼!?」
ヤマネ「え?…もしかして」
ヤマネ母「何かあったの?」
ヤマネは夢で見たことを全て話しました。
お母さんは信じられない顔をしました。
そして、ヤマネが舞を舞った神社の神主のところへ
駆け込んでいきました。




