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part18

厄神「お前はどうやって力を使えたか、考えたこと

   あるか?」


あの時の厄神はヤマネに問いかけます。


ヤマネ「元々は、アンタが私に力を与えたから

    こんな事になってるのよ?!

    アンタがこんなことしなかったら、

    もうちょっとマシな人生過ごせたわよ!

    嘘に包まれていた方が、私的にはよっぽど

    よかったわ!!消えなさいよ!」


ヤマネは厄神に光線を放ちます。

しかしながら、厄神には当たるどころか突き抜けて

しまいました。


厄神「私はもう死んで、実体はないぞ?

   …にしても、私の力があるっていうのに、

   そんな単調なことしかできないのか?」

ヤマネ「私が今できる最大密度の最大魔力光線が…

    アンタ、ただの厄神じゃないの?」

厄神「いや、ただの厄神はここまで世界破壊は

   できないだろ。普通に考えて」


厄神はヤマネに対して、正体を明かすのを躊躇して

いるように見えます。それを見透かしたヤマネは、

問いました。


ヤマネ「昔話でもしなさいよ。アンタがどういう存在

    なのか知って、その後私は今後どうするか

    決める」

厄神「私はそんな容易く口説ける女じゃない。

   自分で知るんだな…まあだが、流石に私の力を

   渡しておいてみすみす死なせるなんて真似は

   させたくないんでね。この世界を壊した褒美に   ある物を授けてやる」


そういうと厄神は、徐に空気中の何かを掴み、それを

引き剥がしまし、ヤマネの手を取りこう言いました。


厄神「お前は本来、一世界の頂点となる存在なんだ。

   お前が今まで見てきたのは、この全世界の

   ほんの一欠片に過ぎない。こんなところで神だ

   なんだと踏ん反り返っていた奴らが馬鹿に

   思えるほど、お前は絶対的な存在なんだ。

   お前は亜空界という世界を支配する神、

   『亜空界皇帝神』なんだよ」

ヤマネ「え…え?ど、どういうことなの?」

厄神「ほら、お前の居場所はすぐそこだぞ?

   さっさと進め。未来は、お前が握っている」


訳もわからずヤマネはよくわからない空間に

連れてかれました。厄神はヤマネに亜空界という

世界を見せます。青色の管のような世界。

外は見えないのに、地震が宇宙に放り込まれた感覚。

異質そのもの。


ヤマネ「こんな世界、知らない…」

厄神「お前はこの管の一部の世界のさらに一部にいた

   生命体だったにすぎない。たった今ここから、   この全てがお前の世界(居場所)だ」

ヤマネ「うん?このキラキラした石みたいなのは?」


ヤマネは宙に浮いている、発行した石を見つけて

手に取ります。すごく冷たくて、ドライアイスの

ようです。


厄神「それこそがズバリ、『世界』だ。

   ちなみにお前が手に持ってるのは、氷の世界で

   メチャクチャ冷たいぞ」

ヤマネ「早く言ってよ…手が全部凍傷じゃん…」


一気に価値観が変わっても、ヤマネはヤマネでした。

一柱の神であるヤマネはひとりの極悪人として

元々の世界を半分壊しました。

しかしそれ以前に、彼女はもう大人になる歳。

あの日から、早20年余り。

変わったことが大半であった中、ヤマネはこれから

自分にとって変わらないでほしいものを見つけられる

時は、来るのでしょうか。

いきなりの頂点として。


ヤマネ「私も…こういう世界を創りたい」

厄神「…それでこそ、皇帝神だな」


厄神は不敵でも何でもない普通の笑みを浮かべて、

ヤマネと顔を合わせました。

そしてヤマネはその笑みを見て、微笑み返しました。

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