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part11

ハイリー「お前らはヤマネに何でこんなことした?」

シュフレット「その小娘風情が私を侮辱した

       最低限の報いザマす!

       これでも私は寛大深いのだから、

       今日はこれくらいにしたザマす!

       感謝しなさい!」

沢山の女子生徒「そうですわ!そうですわ!」


騒ぎを聞きつけて野次馬も集まって来ました。

勿論先生も現場に来ました。


先生「一体どうしたというのだ?」

女子生徒C「ヤマネがシュフレット様に粗相を!

      無礼極まりない行為に対しての

      報復を受けただけで御座います!

      悪いのはヤマネだけで、

      シュフレット様に非などありません!」

先生「シュフレット、それは本当か?」

シュフレット「えぇ!そうですわ!

       沢山の酷いことをされましたの!

       私…とても悲しくって…。

       グスンッ…」

女子生徒D「シュフレット様…!」

先生「…ヤマネ。服が乾いてから教室に

   戻って来なさい。話はそれからだ」

ヤマネ「分かりました」


こうしてヤマネは新しい制服を保健室で借りて、

濡れてしまった制服は洗濯バサミを使って

干しておきました。


先生「ヤマネ、正直に言いなさい。シュフレットが

   君にしてきたことは報復だと言っていたが、

   君は何かシュフレットにしたのか?」

ヤマネ「しました。ハイリーがすごく嫌がっていた

    場面があって、私が辞めさせました。

    そうしたら…このようなことになりました」

先生「そうか…。できる限りの対策はしよう」

ヤマネ「ご迷惑をお掛けしてすみません」

先生「…前から思っていたが、何事にも冷静だな」

ヤマネ「そうですか?あんまり自覚してないです!」


このようなことをされてもヤマネはとても冷静で、

顔色ひとつ変えませんでした。

なぜなら日常的に暴力や罵詈雑言を両親から

受けていたからです。そのせいか、このくらいの

嫌がらせでは、ヤマネは傷つきませんでした。

ですが、心は傷ついていることに気づけません。


ハイリー「散々な1日だったな」

ヤマネ「待っててくれてたの?」

ハイリー「一応な。保証人は必要だろう」

ヤマネ「相変わらず真面目だねぇ〜。

    …でも心配してくれたんだよね?

    なら今はその気遣いに甘えるよ。

    ありがとう、ハイリー」

ハイリー「そういうのはいらないから早く帰るぞ。

     お前のことだから明日提出の課題が、

     まだ仕上がってないんだろ?」

ヤマネ「さっすが!わかってらっしゃる!」


2人は早足で学校を出て帰路に着きます。

そんな2人の後ろ姿を、例の女集団は蛇のように、

睨むように見つめていました。


お母さん「貴女がここまでの愚行をするだなんて、

     思わなかったわ。余計な反発ほど

     無意味なものはないと散々教えたはずよ!

     そこに立ちなさい!」


         バシンッ!


ヤマネ「うぅ…」


ヤマネは鞭で背中を叩かれます。

これが普通でいいのでしょうか?

これが普通の親子愛なのでしょうか?

この家には飴はなく、鞭だけが存在します。

お母さんは慈悲などましてや母性などないようです。

こんな環境下であるにも関わらず、ヤマネは高等学校生活を送らないといけません。


ヤマネは薄々また高等学校にて嫌がらせをされると

気づいていました。それくらいしつこい油汚れが

自分に付着した、付着させてしまったとを

自覚していたからです。

そこでヤマネは、絶対的な安全地帯を作ることを

目標に決めました。

ヤマネが素を曝け出すことができる場所を。

そう希望を見出して、鞭でできた傷だらけの背を

天井に向けて、笑顔で眠りにつきました。


ちなみに、課題はやり忘れています。


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