変数な道で
幼い頃から香が馴染みている。
過去とはうってかわってそんなに親切ないけれども、依然として友と言ってできる。
それは、自分に対するまことに珍しいこと。
再見とおのづから彼女を守ることを欲しがる。
信義が無言で微笑みつつ、視線が教室のそとへ帰る。
『ご飯は、一緒に行きましょうか。』
『はいい。』
世界之『使徒』のようなものにしろ、食事はまだ不可欠であろう。
すぐに二人がもう食堂に至りました。
『今日の魚は、、、本当に美しいですね。』
『美しいなんて、、、どうですの?』
『いや、大丈夫だよう。』
信義が低声に声出して、瞳からいささか不明な意味が浮かび上がる。
近々な未来の景色、あるいはもはや『過去』になった時の光景はまた踊り来る。
いや、それはどうでも幻になりていた。
『もう、、、そんな願いを得ていたら、未来は、、、何つけてこの手で操りできる。』
『きっと。』
香の笑顔は懐かしいものを。
信義が笑ってついに釈然して、再見のときからの陰気が儚くてそうだ。
食事が終わりならば従って外へ出る。
午後の風は柔らかくて吹きつづき、おのづと陽射し降り注い下げる。
漂う煙霧の味はふやふやと感じできるけれど、悪い気はまったく半分もない。
信義が目を細めて、からだ立ち留める。
『命の意味は、、、』
『なんの?』
香は迷惑に答えた。
『大丈夫だ。』
夜空に伴い一日の学業が終わるる。
街で人々が急いで純粋な凍り堅な雪を踏まえて家へ行きる、夕飯後の子供たちは嬉しいあれこれと走りつつ。
両側の瑠璃からのひかり照らして暖かさも散りそそぐ。
それは冬の意味だ。
しかるに、こんなに悠々と散策している時が自然に続くことはできない。
時間が操るといっても、その終焉に面したらのは全然無理です。
それは人の理解を超えるもの。
『生物』によってあるいは『意識』と呼ばいい。
体に似るものもなくて傷つけられない。
そこでこそ誰もかが『かのもの』を滅がるなら懸命しべきだ。
『幸いことは、そのときで、、、』
その世界が終わるの最後で、合わせて『世界之願い』が自分の身体に溶けたながら。
その終焉で全ての世間から暗い闇の霧のようなものも昇た。
それは、化物に似るけど、さらに怖い物である。
『私が、彼たちを「終焉の一部」と呼びされできる。』
信義が目を閉じて、ゆっくり少しの息が吹き出す。
『いま、彼たちはまだ化け物として存在しているに過ぎぬ。』
『だからこれこそが、わたくしの唯一の機会だ。』
『その終焉の足のまえでこんなすべてのものを壊滅させる。』
『それなら、その終焉の意識が来いでも力が多分比べて弱いになる。』
『自分の力と、この変数、、、』
信義が低声しながら遠き眺めた。
天地が最早渾然一体になりました。
闇は天幕ばかりの無瑕である、生気はなくて。
それは未来のように。
『このたび、このチカラがぜひ、、、』
信義が決意をふたたび堅した。