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日本国憲法の問題点 その2 日本国憲法とドイツ基本法。その差とは? 改訂・増補版

作者: 舜風人




巻頭言


日本には、憲法で、「言論の自由」が保障されており、一方的な非難や圧力によって「言論の自由」が否定されるようなことは許されてはならない。

いうまでもなく、法律に抵触するような言論はもちろん駄目であるが、

法律に触れない限り日本には言論の自由が保障されているのである。








序説


日本国憲法というものを世界各国の現行憲法と読み比べてみた場合、率直な感想を言うならば

「こんな奇怪な、こんな変な憲法は世界広しと言えど、どこにもない」と言う一点だろう。

日本国憲法の理念は、その条文は、勘ぐるならば、何かの悪意によってまるで日本国をもう二度と世界の普通の国から抹殺せんという邪念の込められたものでしかないという事実である。

はっきり言うと、

そこには二度と日本をはアメリカに対して歯むかわせないという「怨念」がこめられているといってもいいだろう。つまり完璧な非武装化それはすなわち、完全なアメリカの属国化、自治領化、の推進である。

国連憲章ですら認めている「自衛権」「自衛戦力」の完全否定、これでは独立国と言えるだろうか。

これではアメリカの自治領でしかないのである。こんなバカな条文がある国は世界のどこにもありません。国家の存立は自衛の権利とイコールだからです。それの否定とは、その国が独立国でないということなのです。あの敗戦国のドイツですらその現行憲法(ドイツ基本法)で。国防の権利をはっきりと記しているんですよ。そしてあのイタリアですら堂々と現行憲法に国防の権利を記しています。


それがなぜ日本の現行憲法には許されなかったのか?勘ぐるならばアメリカの日本への恐れと恐怖が並大抵ではなかったということでしょう。日本との戦いに恐れおののいたアメリカはもう二度と日本がはむかえないように、徹底していわば常軌を逸してまでも、つまり国連憲章を無視してでも

「自衛権」と、「自衛戦力」の抹殺を日本国憲法に押し付けたのです。


自衛権と自衛戦力の放棄、非武装、そんな馬鹿なことが憲法に書かれているって?


独立国家として、これはまさに基地外沙汰です。

こんな国ありえないんですよ。世界中どこにもないんですよ。

いかに日本国憲法なるものがアメリカの作為のもとにねつ造されたものか、

そしてこんなバカな憲法は世界中どこにも、ありえないと、いうことをこれからささやかながら?検証してみたいと思うのであります。









日本国憲法とドイツ基本法。


同じように?敗戦国であり、、、


その後民主主義国としての歩みを


戦後70年にわたって着実に歩み続けた両国ですが、、


基本的に両国とも70年間戦争はしてません。


(1990年以降に、国連決議によるドイツ軍の紛争国への派兵は除く)


ところがこのように似通った歩みの両国ですが


こと、


憲法となると全く?違った様相を帯びてくるのですね。


まずドイツ基本法です。


(以下主としてウイキペディアを参照しています)


ご存知のように、、ドイツは西と東の分裂国家として発足しましたから


ここでは西ドイツの憲法(ドイツ基本法)を見ていきたいと思います。


というわけで西ドイツ基本法はあくまでも将来の統一までの


暫定憲法として1949年に、制定されたもです。


その内容は基本的人権の擁護とか表現の自由とか、、、

民主主義の基本条項は

日本国憲法とそう、、、、大差はないです。


(いうまでもなく、、天皇の条文があることがドイツとは、決定的に違いますが、、、)



それを除いては、大きく違うのが国防です。


ドイツ基本法には、


第115a条:連邦が攻撃された、または、されうる事態となった場合連邦政府からの申請で連邦議会の議決で防衛事態が承認される。


第115b条:防衛事態が承認されれば指揮権は連邦首相に属する。



と書かれています。



日本国憲法のような、


諸国民の誠意と信義に信頼して?

戦争の放棄、軍備の放棄、無抵抗?等という、、バカげた?現実離れした?


子供の夢想のような?条項はありません。


もし他国から宣戦布告されたら?

日本国憲法には全く何も書かれていません。



ドイツ基本法はあくまでも現実的に世界を見つめています。

万が一の宣戦布告、攻撃への条項がちゃんとあるのです。



大体において、、世界のどの国も、軍隊があり軍備があるという現実に於いて、

日本だけが軍備なし、戦争放棄って、

勝手に宣言して?

ましてや諸国民の誠意?信義?って

そのことを世界各国に了解を得たとでも言うのですか?

ただ自分勝手に一方的に宣言しただけでしょ?

世界中の国に日本はこうですよだから絶対攻撃しないでくださいね、、と

了解・確約を取り付けてその上での、戦争放棄、無軍備ならわかりますが


ただ勝手に、思い込みで一方的に宣言しただけで平和が来るなんて、、そもそも、

児戯にひとしい思い込み?でしかない。

そんなのこの非常な世界情勢で、、ありえないでしょ?


これは空想でなくてなんでしょうか?

バカバカしいにもほどがありませんか?

私が日本国憲法を「夢想憲法」と呼ぶ、所以です。


「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。』

日本国憲法前文


だが?だから世界各国に日本を攻撃しないでくださいね、、と了解を取ったのか?

とってないでしょ?


だから、、たとえば、、


「日本を火の海にするぞ」、、と公言している北朝鮮に対してはどうでしょうか?

この憲法前文はあまりにも無力ですよね?


それでも、諸国民の公正と信義?ですか?

日本国憲法の立脚点である「公正と信義」がない国が隣国にあるという事実からして


日本国憲法は、、その時点で、、もう、、終り?でしょ?

「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、、、」という


前提条件が完全に崩壊してる世界情勢では


この憲法はもうその時点で、、ハッキリ言って無効でしょうね?


そういう信義もない公正もないのが世界の偽らざる現実でしょう?

だとしたら?それを前提条件にしてるこの憲法の正当性も存立基盤も

どこにもないでしょう?


そういう前提が失われたときでも

まだ諸国民の公正と信義?を信じるですか?


「馬鹿もほどほどにしろよ」と言いたくなるのは私だけでしょうか?、、




日本国憲法はその時点で、、もう、アウト?ですよね。


信義と公正がないという現実の国際関係があるのに、そういう前提が崩れてもなお?、、


この「夢想憲法」が70年もあるという


存続し続けるという、まさに、面妖さ?


まあそれが日本の特殊性?と言ってしまえばそれまでですが、、、。



あのナチ政権でフランスイギリス、ソ連にまで侵略して大災難を犯した


ドイツですら、国防の115条があるんですよ。



ところが、、日本国憲法には


もし、、日本が他国から一方的に、宣戦布告された場合とか

或いは布告なしに攻撃された場合にはどうするか。


日本国憲法には、一切全くそういう条項がありません。


まあ、、そりゃあそうでしょ。


戦争放棄、軍備は持たないんですから、、、、

ただ何もしないで黙って攻撃されるがままにしてる、、だけですよね。


或いは?憲法でそう宣言すれば、他国は攻撃しないハズだ?という

ばかげた「超楽天主義」?ですか?


この一点をもってしても日本国憲法なるものがいかに愚かで間の抜けた?

お気楽?楽天主義?だらけの


重大な欠陥憲法であるといえるでしょう。

どこかの他国から宣戦布告されたとき


或いは布告なしで攻撃されたとき、、


国家を国民を守れない、、何もできない。黙ってみてるだけ、、


そんな憲法って、、ありますか?


こんな愚劣な憲法があるのは世界広しと言えども

日本だけです。


こんな憲法、私は容認できないです。


まあ現実には、、あまりにも日本国憲法なるものがばかげていて現実無視なので、、


自衛隊という、、姑息な?こじつけで?

実質的な「国防軍」があるわけですが。



あの、、無力?無能な?何もできない?「国連」。

ロシアがクリミア併合しようが

ISILが人質処刑しようが何もできない

イヤ、、しようともしないあの国連が、


その国連憲章にも




「この憲章のいかなる規定も、国際連合加盟国に対して武力攻撃が発生した場合には、安全保障理事会が国際の平和及び安全の維持に必要な措置をとるまでの間、個別的又は集団的自衛の固有の権利を害するものではない。この自衛権の行使に当って加盟国がとった措置は、直ちに安全保障理事会に報告しなければならない。また、この措置は、安全保障理事会が国際の平和及び安全の維持または回復のために必要と認める行動をいつでもとるこの憲章に基く権能及び責任に対しては、いかなる影響も及ぼすものではない。」


― 国連憲章第51条



と、記述されています。


ということは?


日本国憲法は「戦争放棄、軍備は持たない」という自衛権放棄国家?ですから?


明らかに国連憲章違反?ですよね?


国連憲章に違反してるのに国連に加盟してるって?


どういうこと?



ただちに、、


「我が国は自衛の軍備も、持たないし、戦争も放棄している、、


つまり自衛権放棄だから、国連憲章違反だから


国連には加盟できない」


と宣言して脱退するべきでしょう。?





と、まあ


どこまでも日本国憲法の、バカバカしさ、、というか


夢想主義の超楽天主義の、あまりにも現実離れしすぎた


夢想憲法、、が露呈しているわけですよね。


よくもまあ、こんなバカな憲法が70年も維持されていまだに、あるということ自体が


信じられませんね?


こんな欠陥憲法のどこが素晴らしんですか?

ただちに


ドイツ基本法のように、

現実的な地に足の着いた憲法に改定するべきでしょう。


ところで、


ドイツ基本法ですが


あくまでも暫定憲法とはいえ


制定後、、58回改訂されています。


まあ些末な修正条項、、ではありますが、、


基本条項の変更はありませんが、、、。


東西統一後には

しっかりした?ドイツ憲法を作る、、というはずでしたが


いまだにこのドイツ基本法がそのまま


統一ドイツの憲法として引き継がれています。


まっとうな現実的な憲法ですから、

統一後も別に大改訂することもない、


という判断でしょうね。


それに対して

日本国憲法は70年間ただの一回も改訂されていません。

どんな素晴らしい憲法?か知りませんが


70年間不変でそれで世界の目まぐるしい激変に対応できるというのでしょうか?

世界は人間は社会派経済は政治は


10年単位で激変してきていますよね?

憲法もその耐久年数?はせいぜい、、50年でしょう?


まして当初から欠陥がある夢想憲法です。国家の基本的権利である

国連も認めておる「自衛権」の放棄という


独立国家をみずから放棄したような条文がある憲法ってなに?


日本は植民地ですか?アメリカの自治領ですか?



(まあ、日本はアメリカの51番目の州という自虐ネタ?もありますけどね)


そもそも、、仮にも


独立国家としては、、ありえませんよ、こんなバカな憲法って。

自衛権を放棄?って、国民を誰が守るんですか?

独立国家じゃありませんよね。



(とはいえ、、実際問題、、アメリカの核軍事プレゼンスの上に安全が維持されているのが今の日本のシビアな現実ですが、、、。)



まあ、、、


ざっくりした言い方でまとめてみると、、


ドイツ基本法は

国連も認めている

国の存立基盤である「自衛権」を明記している現実的なまっとうな?


憲法であり




対して


日本国憲法は


全くの現実離れして、、現実に対応すらできない


夢想憲法、、でしかないという現実。


国連すら認めている「自衛権」の放棄というまさに信じられない条文のある


まさに欠陥憲法・超お気楽憲法であるという現実。


そうであるのに70年放置されて


一回も改訂すらされない、、


という信じられないような現実でしょうね。









と、、まあいくら


私が言おうが


一庶民に過ぎない


私の見解など


誰も見向きもしないのが現実でしょうけどね。


それが日本の特殊性?


ガラパゴス性?


とはいえ


ことが「憲法」ですから、、ことは重大ですよね?


「ガラパゴスだっていいじゃないか?、人間だもの?」


なんて暢気にしてられますか?


そんなに世界情勢は、あまーく無いですよね?


それを認識するか


認識出来ないでガラパゴスを決め込むか?


それはあなた次第です。


といってもいずれ?


否応なく世界の非情さのゆえに、、ガラパゴスはもろくも粉みじんに砕け散る?のでしょうけどね。


その時


気づいても?


もう、後の祭りですけどね。


以上


あくまでも私の個人的な見解です。



信じるか?


信じないか?



それはあなた次第です。



日本の、、世界の現実がもはやこの憲法と合わなくなっている、のです。


それは誰でもうすうすは感づいてるんですよ、

でも一部の人々は故意にあるいは悪意を持ってそうじゃないと言い張り、

結果として他国を利するという売国行為を隠然としてるんです。

彼らはこういう。

「日本国憲法は万古不易の大法典だ、それを一字一句たりとも変えるなんて大反対だ」と。


じゃあといって今の世界の厳しい現実はどうでしょう?


、、現実を憲法に合わせろというのでしょうか?


それはどう見ても不可能でしょうね。

世界の現実は憲法のずっと先を走って厳しさを増しているからです。


そんな時代とずれた、古めかしいこの憲法を死守して?

あくまでも時代遅れの憲法を守って討ち死にするのか?



それとも、そんな馬鹿なことをしないで、当然のことだが


古めかしい憲法を現実に合わせて、改めるのか。


さあ

どっち?


当然,、

後者ですよね?


憲法は絶対の唯一の真実ではないし、その時々でどんどん変えるべきものです。

どこの国だって時代に合わせて憲法をどんどん変えています。

いいや、憲法はずっと100年でも千年でも死守すべきなのだというならば、

じゃあ、お前は、、「大宝律令」を今も守るかよ?っていうことですよね?


そんな古めかしい法令を今も守るバカはいないでしょ?


日本国憲法は70年もたっています、

その間に、世界は劇的に変化してきています。


70年目の憲法が今もなお、、あるいはこれからも永遠に正しい>と信じてる人がいたら


その人はとんでもない「お人よし」か、、あるいは底抜けの「おバカさん」というしかないでしょうね。


「憲法は神聖にして犯すべからず」じゃあ憲法は100年後も一切一字一句も変えてはいけないのか?


そんな馬鹿な話はないだろう。

そのとき世界がどうなってるか。

それに合わせて憲法も、変えるしか国家が生き残る道はありえないのだから。



70年も前のもうとっくに賞味期限が切れた古めかしい憲法を死守して日本人が、日本国が滅びてもよいのか?


「憲法守ってて日本が滅んだ」などというそんな馬鹿なことがないように、


よくよくかんがえるべきであろう。





付記

私は自民党の憲法改正草案には賛成していません。語弊があるかもしれませんが、もっと「やまとごころ」の精髄の憲法とすべきです。

西洋民主主義の誤謬が露呈して、その崩壊が今進んでいますね。

EUの崩壊も進行中です。

アラブの春の無残な崩壊と挫折、しょせんアラブ世界に西洋式の民主主義はムリなんですよ。そもそも1920年前後にアラブの地域を勝手に分断して白人に都合のよいだけのアラブ国家の国境を作ってきただけじゃないですか?この辺は「アラビアのロレンス」という映画に白人にご都合よく描かれていますね。

それも今のイスラム過激主義の蔓延の元凶なのですよ。、

仏・独を揺るがすテロの嵐 これも移民政策の失敗です。

今までのアラブ地域への干渉と無理難題を突き付けておいて今更ご都合主義の?融和策としての移民の推進ですか?

十字軍の昔から争ってきたんですよ。今更、異教徒同士が同じ国で仲良く?なんてしょせん無理なんですよ。それが悲しい現実なのです。

そういう今矛盾と混迷の世界で、日本人が、帰えるべきところはどこなのか?

と、純一に考えた場合、、それは、これまた誤解を招くかもしれませんが、世界最初の民主主義である聖徳太子の「17条憲法」であると、私は思うのです。

もちろん今更「17条憲法」を復活せよなんてアナクロニズムを唱導しているのではないですよ。

西洋民主主義の誤謬と害毒にさらされる前の、これこそが日本的なまさに民主主義の教科書だと思うからです。西洋民主主義とは、むしろ害毒のほうが多いいということが今になってやっと世界でわかってきましたね、そうです、西洋式の民主主義が世界共通の真理だなんて白人の「おごり」「傲慢」でしかないのですよ。そんなものが通用するのは白人の世界のみです。イスラムや東洋にはそんなもの通用しないのです。


というわけで私の提言は、日本最初の民主主義的な憲法である「17条憲法」にまでさかのぼって真に日本的な民主主義の憲法を再構築すべしです。



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