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6話 バカ

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6話 バカ


日朝テレビクルーと日朝新聞社の記者は政府と国防軍の失態を探す為に妖精北西島の最北端を目指し海岸線にできたての道を北西行政区役所から派遣された担当官と共にマイクロバスで移動していた。


新聞記者の有田哲平52才は軍国主義に成りつつあると思い込み現政権を批判記事を書いている。


ハイエルフ族 エルフ族 ポピット族の女性達に取材した時に『無理矢理国防軍からあなた達の土地や主権を奪われたのではないかと』質問してた。


彼女達は日本国の庇護の元、インフラがしかれ生活環境が向上し医療や食事や若い世代に勉強を教えてくれる日本国に感謝をしていると答えられて有田は表向きはそうかも知れないが裏で酷い事をしてると思い込んでいる。


でも、妖精諸島は自然環境を最大限に考えながら進めている。


最北端には仮の陸軍の基地がある。

規模は小さく船着き場と重火器はなく小隊が交代で監視している程度である。


この場所に島々がある事は先にある大陸の人々は知らないのでこの地に来る事は無いと思い込んでいた。

その為に監視の為の基地の工事が後回しにされてる。


テレビクルーや新聞記者が監視棟に到着して回りの陸軍に取材してる時に司令部から船団が此方に向かってると連絡が来た。


不足の自体を警戒してテレビクルーと新聞記者を退避をお願いしたが有田哲平記者が取材させろと騒ぎ出した。


海上保安庁の巡視船が先ずは接触を試みる為にその海域に出港した。


海上保安庁の巡視船三隻は高速巡視船である。対艦対空76㎜速射砲を一門装備している。


中原光輝総理が領海防衛の観点から巡視船にも対空対艦速射砲を備えるべきと考えて決めた。


防衛空軍の偵察機「彩雲」が八隻の幌船を高高度から監視している。


巡視船が幌船団から距離1500メートルの位置から大音量スピーカー付きのドローンを船団に飛ばした。


ドローンは先頭の船の上空をホバーリングして警告を発した。


『ここは日本国の領海である!あなた方船団は日本国の領海に入って来ている!』


船団の旗艦ガンズース号の船長で船団の団長アンヌ・ワムタは巨大な蝿虫が言葉を話して我等サルーク帝国海軍に日本国の領海に入ってると警告してきてるのに驚いてる。


日本国など聞いた事が無い!


そうこうしてる内に白い船三隻が近付いて来た。

幌が無い船?

船首に一門だけの大砲?

船脚かみ速い?


巡視船から『あなた方船団は日本国領海を犯している。』


船団団長アンヌ・ワムタは『日本国など聞いた事は無い!我等はサルーク帝国海軍である!皇帝陛下の勅命である島を目指してる。』


巡視船から妖精諸島行政庁に連絡をして指示を仰ぐ。


妖精諸島行政庁に日本本国から外務大臣松本人志が視察に訪れてた。


報告が来て中原総理と衛星電話で相談し妖精北西島最北端の小さい港に誘導しその近くの監視棟で会談するようにした。


巡視船からサルーク帝国海軍船団に指示した場所に案内させて妖精北西島最北端の港に一隻だけ着岸させた。


外務大臣松本人志は監視棟に慌てて移動して会談する監視棟に着いた。


監視棟の会議室にサルーク帝国海軍の旗艦からアンヌ・ワムタ男爵と参謀二人と護衛騎士が10人が案内され入って来た。


松本人志外務大臣『サルーク帝国海軍の皆さん、私は日本国外務大臣松本人志です。』


アンヌ・ワムタ『私はサルーク帝国海軍第三艦隊司令長官アンヌ・ワムタ男爵である。

日本国と言う名の国は聞いた事がありませんな。新興国だと思うが…日本国はサルーク帝国に対して年間金1億ベズールと毎年1000人の奴隷を献上するように!』


松本人志外務大臣や官僚達や護衛のSPや国防軍や会議室の前で会談を漏れ聞いている日朝新聞社の記者有田哲平や朝日テレビのクルー達は『このデブのおっさんは何を言うてるのか?アホなのか?』とビックリしてた。


松本人志外務大臣は気持ちを落ち着かせ『アンヌ・ワムタ男爵はそんなアホな要求が受け入れられると思ってるのかね?』と怒りを押さえて言うた。


アンヌ・ワムタ男爵『低文明で野蛮な国が三大列強国のサルーク帝国に逆らうと言うのだな!

貴様らの王とその家族を捕らえ城門前で磔にし全国民を奴隷にするか殲滅にするぞ!』


それを会議室の外で聞いてた日朝新聞社の記者有田が扉を開けて怒鳴りながら入って来た。

『野蛮なのはお前野郎ー!国民を奴隷にするか!殲滅するだと!お前らの国は知性も常識もないんかい!』


SPが慌てて有田を会議室から連れ出した。


アンヌ・ワムタ男爵『ナンだねあれは!我らの国を野蛮な国とは!』と怒鳴る。


松本人志外務大臣『失礼した。先ほどの者が言うた事は間違ってないけどな。』


アンヌ・ワムタ男爵『なに!』


松本人志外務大臣『初めて出会う国同士の会談で低文明や王を磔にするとか 国民を奴隷や殲滅するとか…サルーク帝国がアホなのか?アンヌ・ワムタ男爵がバカなのか?』と挑発した。


アンヌ・ワムタ男爵『サルーク帝国に宣戦布告と受け取ってよろしいのか!』


松本人志外務大臣『男爵の位は貴族制度では下の方だと思うが……あなたの一存で相手国の情報も無いまま戦争に成っても大丈夫なのか?

日本国と国民に被害がでるのなら政府としては飛んで来る災難は叩き潰すまでです。』とハッキリと言うた。


アンヌ・ワムタ男爵は自分の一存で戦争になるのは流石に不味いと思い『帝国に帰って上に報告するからな!』と言い席を立ち船に戻る。


松本人志外務大臣『野蛮な帝国の方がお帰りだ。まともに話ができる方を次からは寄越して下さい。』と言う。


アンヌ・ワムタ男爵一行は腹立ちながら旗艦に乗り込み出港を命じた。


松本人志外務大臣は妖精諸島の国防軍と海上保安庁に艦砲射撃してくるかも知れないので警戒するようにと指示をした。


巡視船が四隻応援に駆けつけ上空に対空対地戦闘ヘリ機10機が警戒にあたる。


アンヌ・ワムタ男爵率いる船団はこれは不味いと思い何も仕掛ける事無く帝国に帰って行った。

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― 新着の感想 ―
[一言] パターン通りの展開のようですが、サルーク帝国とやらが日本にどのような形で屈伏するのか気になりますね。
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