4話 村
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4話 村
銀色の髪の女性は身長170センチぐらいで色白で耳がとがってる。
水色の髪の女性は身長100センチぐらいで色白である。
長沢少尉は村に向かう途中に彼女達に『貴女達はどういった種族ですか?』と聞いてみた。
銀色の髪の女性『私はエルフ族で、この子はポピット族です。』
長沢少尉『違いは髪の色の違いと身長の違いと耳の違いですか?』
ポピット族の女性『エルフ族は長寿で平均300歳ぐらいが寿命ですね。私達ポピット族は200歳ぐらいが寿命です。』
長沢少尉『エルフ族もポピット族も長寿なんですね。我等日本国民はだいたい83歳ぐらいです。』
エルフ族の女性『人族にしては長生きしてますね。普通は60歳前後ってイメージですけども?』
長沢少尉『日本国の医療はかなり進んでます。後は食事にも気を使い栄養バランスの取れた食事をしますのでね。』
ポピット族の女性『名前を名乗るのを忘れてました。私は「エノン」と言います。』
エルフ族の女性『私はラサエル。』
長沢少尉を始め第一小隊の隊員達は『『『エルフって…ファンタジーやん!』』』って心のなかで思った。
暫く森林の中を歩くと巨木が沢山聳え立つ場所に出た。
ラサエル『村に着きました。私達の村です。』
第一小隊の皆は村?誰も居てない…?と思った。
よく見ると巨木の中腹ぐらいの太い枝を上手く使って家が建ち並んでる。枝や葉っぱで上手く偽装して家がかるとは思わない。
ラサエル『只今、戻りました。客人を連れて来ました。』
巨木の上の家から数人のエルフ族とポピット族が出て来た。
その内の1人のエルフ族の女性が降りて来て『皆!ご苦労様。客人?勝手に連れて来るとは?』
エノン『長様!彼等には亜人に対する偏見は無いと思ったからです。』
長沢少尉『長様、我々は日本国国防陸軍第一師団所属第一小隊の者です。私はこの第一小隊隊長の長沢明少尉です。ここの5つの島の調査の為にやって来ました。現地の皆様との友好も任務の内です。
長様の名前は?』
『ここのまとめ役をやっているティファニーと言います。私はハイエルフ族です。』
長沢少尉『貴女達種族は女性しかいないのですか?』
ティファニー『ここに住んでるのは女性だけです。元々はこの島々から先にある大陸に住んでいました。約150年前ぐらいから我等ハイエルフ エルフ ポピット この地にはいないドアーフ族等の妖精族と各種獣人族は人間族に迫害を受け始めました。人間族の国の一つがサシル教を国教としてから人間族以外の種族は迫害が始まりました。サシル教は「大地は人間族が治める地であり、亜人は人間族の奴隷としてその身を捧げる為に神が創った」のだと問いて回りました。
私達は人間族が滅多に来ない森林の奥深い場所に住んでいたのですが人間族の国の軍隊がやって来て「奴隷になるか?滅びるか?」と言ってきた。我等は拒否をしました。ハイエルフ エルフ ポピットは共に手を取り人間族の軍隊と戦いましたが武器や装備と軍隊の人の多さに押されて男達は女性子供だけを森の先にある海から舟で逃がしてくれました。ここの島々にたどり着けたのが今いる人数です。8年前にこの島々にたどり着き隠れて生活をしています。』
高感度のマイクで音をひろう事ができる無線で調査司令部は話を聞いていた。
調査隊司令長官伊達幹雄を始め幹部達は人間以外に種族が存在する事に驚き人間以外は奴隷か根絶やしする宗教を国教にする国が存在する事を知った。
長沢少尉『この島以外には誰も住んでないのですか?』
ティファニー『この島は大陸から一番遠い島になりますからね。』
長沢少尉『私達日本国は奴隷制度はありませんし差別等は法律で禁止してます。できれば我々の国 日本国と親交を深めて頂きたいと思ってます。
後、この島を始め他の島の調査をしてもよろしいですか?』
ティファニー『私達を捕らえて奴隷や虐殺をしないのですね。』
長沢少尉は『そんな事はしません!もしそんな事をしたら犯罪者に成り国に裁かれます。』と言った。そして『国の上の人が決める事ですが困ってる事が有れば協力して解決できると思います。』
ティファニー『日本国は寛容なのですね。私達は生活を守れるのならあなた達と争う事はしません。どうぞ好きに調査をして下さい。』
長沢少尉『ありがとうございます。何か困ってる事があれば言うて下さい。』
ティファニー『ここ最近、体調不良の者が多く困ってます。』
長沢少尉『医者と当面の食事等を手配してみます。』
無線で聞いてた伊達幹雄長官は医務官と食糧等の物資を手配して運ばす事を決めた。
それと残りの4島の島に本格的に調査上陸を指示を出した。
これらの事を日本本土に報告をした。
日本国内閣総理大臣中原光輝を始め閣僚は此れからの事を相談した。
種族差別の宗教とそれを国教とする国がある事。
日本国内閣総理大臣として閣僚はこの異世界で日本国と国民が生き残れるのかを!
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