3話 異世界の島
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3話 異世界の島
日本国内閣総理大臣中原光輝は国防海軍に確認された島を調査するように指示した。
第1護衛艦隊から大和型原子力護衛艦一番艦「大和」を旗艦にして信濃型原子力護衛空母一番艦「信濃」金剛型原子力護衛巡洋艦一番艦から三番艦「金剛」「不動」 「愛染」 秋月型原子力護衛駆逐艦一番から六番「秋月」「妙月」『明月』「睦月」「皐月」「卯月」 ア型原子力護衛潜水艦一番から十番「アー1」から「アー10」 富士型強襲揚陸艦一番艦から五番艦「富士」「生駒」「立山」「伊吹」「六甲」 輸送船10船 補給艦3船 合計39船の調査隊である。
この調査艦隊を率いるのは第1護衛艦隊司令長官伊達幹雄海軍中将46才である。
今時派遣は司令長官の下に陸海空軍の精鋭部隊が集められた。
未知の異世界 未知の海 未知の島 何があるか分からない為に強力な体制の調査隊である。
呉軍港から対馬 対馬から4島を目指す。
原子力護衛潜水艦は電子マッピング機能を使い海底調査しながらである。
艦隊は高範囲に広がり海中探索調査を行う。
あらゆる調査を行いながら佐渡島から約50キロの距離に調査対象の島2キロ手前まで着いた。
原子力護衛空母「信濃」から航空での調査の為に彩雲型哨戒機6機が飛び立った。
航空からの調査で淡路島程の大きさの島が4島と小豆島程の島が1島である。
小豆島程の島を囲うように淡路島程の島が点在している。
彩雲型哨戒機から原住民と小さな村と田畑が確認された。
佐渡島から1番近い島の浜辺に揚陸艦「生駒」から海兵隊1番大隊を上陸させ周囲3キロの安全を確認させて施設大隊を上陸させた。
簡単な現場基地を設営させてる間に島を陸上からの調査をする為に防衛陸軍第1師団所属の4個小隊を探索に出させた。
第1小隊は島を左周りの海沿いを行く。
第2小隊は右周りの海沿いを行く。
第3小隊は島の中央より左側を行く。
第4小隊は島の中央より右側を行く。
この島は中心部に向けて小高い山になっている。
第1小隊10名と第2小隊10名はKLX-250オフロードバイクにまたがり海沿いを調査する。
第3小隊10名と第4小隊10名は徒歩移動で予定のルートを調査しながら突っ切る。
原子力護衛空母「信濃」から若鷹型対戦車ミサイル搭載ヘリコプター12機を4機3交代で上空から小隊を守ってる。
他の3島にも同じように上陸して調査を開始している。
第1小隊は海岸線の道無き道をゆっくりと進んでる。
3時間ぐらい進んだら河の河口に着いた。
浅瀬を探し川沿いを上流に向かう。
第1小隊は足跡を発見する。
隊長 長沢明陸軍少尉は直ぐに艦隊司令部に無線で報告をしてバイクを置いて徒歩で周囲を調査する。
10台のバイクの見張りに二人残し足跡を探りながら山の中に入って行く。
装備として日本国産の半自動機関銃を構え熱源探知機で確認しながら足跡を追う。
森林に入って数十分たった頃、熱源探知機に反応が出た。
警戒して30メートル進むと熱源探知機に15の熱源がある。
隊長の長沢少尉は突然大きな声で『我々は日本国国防軍の調査隊の者です。此方からは一切攻撃等はしません!友好的な接触をしましょう!』
数分後、木々の間から銀色の長い髪の女性身長が170センチと身長が100センチぐらいの水色の髪の女性が出て来た。
『あなた達は何者で何の目的でこの島に来たのだ!』と銀色の長い髪の女性が言った。
長沢少尉『我々は国と国民を守る為にこの島を調査している。』
水色の髪の女性『この島は貧しい島です。島の恵みと海の恵みを採り細々と皆で生活してます。』
長沢少尉『私の名前は長沢明と言います。この調査小隊の隊長をしてます。我々は日本国は他の世界からこの世界に転移してきました。何故転移したのかは不明です。元の世界に戻るすべは不明です。この世界の情報も常識も解りません。日本国から一番近い島を調査しに来ました。』
銀色の髪の女性『転移?国ごと?そんな召喚魔法は聞いた事はありません。神様しか無理ですね。』
長沢少尉『召喚魔法?神様?・・・この世界には魔法があるのですか?神様は存在するのですか?』
銀色の髪の女性『あなた達は魔法は使えないの?その手に持ってるのは魔動銃ではないのですか?』
長沢少尉『これは日本国国防軍の常備携帯用の銃です。基本は攻撃を受けたり身を守る為に使用が許可されてます。
魔動銃ではありません。我等日本は魔法がそもそも存在しませんからね。』
水色の髪の女性『あなた達は私達を捕まえに来たのではないと?』
長沢少尉『我等は島の実態とここに住んでいる人と友好を主にしてます。
後は地質や海底調査もしたいと。』
銀色の髪の女性『あなた達は私達を捕らえたり奴隷にしたりしないのですね?』
長沢少尉『友好な関係を望んでいます。』
水色の髪の女性『私達の村に案内します。長と話して下さい。』
長沢少尉『信じてくれてありがとうございます。』と言い無線隊員に本部に経過を入れた。
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