6話 ロワーぬ6世 葛藤
エトゥーがドルフィン美咲と出会います。
5話の続きでエトゥー視点です。
エトゥーは扉を開けた。体の中から魔力が抜けていくのを感じた。
「ヌッ....なんなんだこれは」
(一歩踏み入れただけで魔力が抜けただとッ)
初めての感覚にトリップしかけた。
「あぶねぇ...早急に情報が必要だな」
(周りに誰かいないか?)
「いやー、今日のアレ見たか〜?」
「アレってなんだよ」
(あそこの二人に聞こう)
「すまん」
「「なんだ?急に」」
「ここはどこかと思ってな」
「ここは茨城ってんだ」
「イバラキ」
(聞いたことがないな...)
「国名か?」
「そんなんもわかんね〜のけ、日本だよ、日本。日本の茨城ってんだ」
「すまん、助かった」
「変わったやつだったなぁ」
「だな」
(クソッ、聞いたことねぇぞどこなんだ...パッと見戦闘が出来そうな奴らでもなかったし)
夕暮れになってきたところで野宿をすることにした。
(少し肌寒いな...枝でも集めて焚き火をするか)
森の中を散策しているとあるものを見つけた。
「ッッッエルフ!!」
(寝ているのか... ここを拠点とするか...)
枝を集めそこにマッチのようなものをで火をつけた。
(よし、火はこれでいいか...それにしても何故ここにエルフがいるんだ?)
少し考えたが、思い浮かばなかった。
(それにしても、このエルフかわいいなぁ〜ダメだダメだ童貞だからってここで早まってはいかん!俺はエトゥーだ!クソッでもギンギンだ!しょうがないちょっと影の方に行くか)
エトゥーはナニかを行いに藪の方へと向かった。
(フゥ〜、スッキリした)
パチパチ
エルフの女が起き出した。
(あっぶねぇー、見られてないよな?臭くないよな?)
「起きたか...」
「あなたはエトゥー・フミダニヤ!!」
エトゥーカッコイイ!!