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春の衝撃

物語というのには起承転結が必要である。これがなければ物語というものが始まらないし、何より面白くない。それはこれまで名作と呼ばれる作品を生み出してきた多くの作家達が証明している。そしてここ最近においては特に物語の序盤、始まりに読者の印象に残りやすいインパクトのある展開を書き記すことで読者を作品に引き込ませるという手法が多く見られる。

 さて、ここまで話した上であえて今この俺が置かれてる状況を物語にするのであればそれはとてつもなくインパクトを与えるものになるだろう。

「好きだ」

 目の前にいる人物が俺に向かってそう言う。

「好きって……それ本気で言ってるのか?」

「もちろん、本気だよ」

 至って真剣な表情で目の前の人物が答える。

「自分でだっておかしいって思ってる……でも自分の気持ちに嘘はつけない……」

 そして未だに困惑している俺を差し置いて続け様に彼は言う。

「俺は本気で同性の……男であるお前のことが好きなんだ」

 桜も散り切らない四月半ば、俺は親友から告白をされた。


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