理想家さん
理想家を頭ごなしに笑っては駄目!
私が歩いていると、小さな川が、だけどジャンプで飛び越えられない。
「どうしましょう・・・」
私がオロオロしていると、幽霊さんが
「橋を探すの!」
なので、私は川の上流方向に歩き始めました。
テクテクと歩くと、なにやら整理されたような道を発見
「幽霊さん見つけましたよ!道を!」
幽霊さんは再びご機嫌に。
「♪」
道が川の方向に向いていたので、再びその道に従って歩いていると。
「LaLaLa~♪」
どうやら吟遊詩人の様な人が歩いてきました。
「どうもこんにちは。」
詩人さんも
「こんにちは、お嬢さんお一人かい?」
私は幽霊さんが居るとまた笑われるので一人と言おうとしたら。
「どうやら君は誰かに守られてる気がするよ。」
詩人さんは何か感じ取ったのでしょうか?幽霊さんの話をすると
「ワオ!驚いた、まさにミステリアスなお嬢さんとその幽霊さんだね。」
詩人さんに何故笑わないのか聞いてみました。
「私の職業は理想家です、詩は趣味なんです。」
詩人さんは理想家の説明をしてくれました。
「子の世界は現実主義者が多すぎる、だから私は理想を唄うのさ、LaLa~♪」
私はクスっと笑い、詩人さんと別れ旅を続けました。
夢のある人って素晴らしいと思う。