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私は幽霊さんと・・・

私は港町に到着してルドガーさんとは別れました。


そして私が港町で船のキップを買ったあたりから幽霊さんはソワソワし始めました。


「本当に、行くの?」

幽霊さんが不安そうな顔をする。

何ででしょうか?

その理由を少し聞いてみました。


「私は一応自縛霊なの、元居たお墓から離れると存在が消えてしまうかもしれないの・・・。

だけど一緒に旅に出たい。もっといろいろなものが見たい。」

少し涙を堪えてそうな感じで言ってました。


私は決心しまた。

元々は幽霊さんに憑かれる前は一人の旅で寂しかった。

だけど一緒に山を登ったり、憑かれてからは楽しい旅になって行った気がした。


「もし、だけど・・・」

ピノは元々母の形見だった腕飾りを幽霊さんに見せた。

「貴方をこの腕飾りを元に自縛します。」

幽霊さんは一体何が始まるか分からないような顔をしていた。


「私は貴方と一緒に旅をしたい。だから私と契約して欲しい。」

幽霊など本来存在してはいけないものを封印する事で

その物体と融合することが出来る。


幽霊さんはゴクリと息を飲み込んだような動作をすると。

「・・・わかった。」


契約の呪文。

お互いが信用し合って成功する呪文これは並大抵の努力とかではなく

その人の血筋によって出来る代物。


ピノと幽霊さんは光に包まれる。


まるで母の両腕に包まれるような感覚。

やさしくて暖かい気持ちになる。


「・・・」


私は気がつくと目の前にいた幽霊さんはいなかった。


「幽霊さん!もしかして契約が失敗したんじゃ・・・。」

ピノは少し不安になって泣き崩れた。


「幽霊さん!幽霊さああああああああああん!!!!!!!!」












・・・。


翌日船が出発する。だけど幽霊さんは隣にいない。

「私があんなことしなければ・・・。」

すっかり落ち込んでしまったピノ。


客席の個室のベットにうずくまりため息のあと何度も泣いてしまった。

そして、ピノは偶然鏡を見たとき、自分の体の異変に気がつく。


片目の色が幽霊さんの瞳の色だった。

すると・・・!?


スゥ~っと幽霊さんがピノの後ろに。


「ごめんね。驚かして。だけど貴方と契約したからもう大丈夫。」

その時の幽霊さんは凄く大人びていた。


「この状態は長くは続かないの、もう少ししたらいつもの自分になるわ。

また一緒に冒険を始めましょ?」


ピノはあまりの嬉しさと驚きを隠せず再び泣いてしまった。


「心配、したんだからぁあああああ!!!」

そのときのピノは年相応の少女の様な泣き方をしていた。




翌日、

ピノは新大陸に到着していた。


「さぁ、新しい冒険を始めるの!」

幽霊さんが勢い良くパノを引っ張る。

どうしてかって?

パノと契約したお陰で霊体から具現化できるようになったのだ。

「はい!一緒に行きましょう!幽霊さんじゃなくて・・・」

ピノは彼女と共に一緒に走った。


「アリナさん。」





2ヶ月と言う短い期間でありましたが。完結しました

ご愛読ありがとうございました。

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