なんちゃって最強|騎士(ナイト)
子供に威張る大人に、
威張る資格などないのです。
本当に威張る資格がある大人は、
威張ることをしないから。
馬鹿っぽくおちゃらけた笑える漫画を、
馬鹿が書くわけは絶対にないのです。
馬鹿に真剣に向き合った賢い者が計算して笑わせなければ、
笑える作品はできはしないから。
当たり前だが、
生きているどんな物知りにも、
死んだ後の世界のことなどわかりはしないのです。
それは当然、
生きているから。
ついでに、
守られる女子に、守る男子の気持ちなどわかりはしないのです。
それは当然、
男子を守る気とかないから。
ぱりっとしたシャツに、しっかりと結ばれたリボン。
腰まで伸ばしたつやのある黒髪。
茶色色素の見られない髪と瞳はまさに大和撫子である。
身長153センチ。
年齢15歳のか弱く儚げな美少女だったのだが・・・・
「うぉぉぉぉっぉぉぉぉぉおぉおぉおおりゃぁぁあああああ!!!!」
ずがしゃぁ、ばきっっ、どがっ。
咄嗟にみつけたレンガを拾っては投げ、投げ、投げる。
相手が怯んだところであろう事か股間に猛烈な蹴りをお見舞いし、
オーバーヘッドキックっぽいものがあごに命中する。
日本の大和撫子というよりまるでニホンザルである。
恵まれた美貌、女という性別・・・
容赦のない怒涛の攻撃とその腕力、脚力、軽い身のこなしから、
嫌味の意味で彼女は周りからこう呼ばれるようになる。
「なんちゃって最強騎士」
この物語はそんな彼女の、姫|(?)の命をかけた
戦いの日々をえがいたモノである。
・・・だが、なんちゃって、とか敵に言われてる時点で
まともなアクションではなくコメディ寄りということを察してほしい。
目を通していただきありがとうございます。
この小説は私にとってはじめて書いたものなので
とっても先行き不安ですが
これから気合いれてがんばりますので
応援よろしくお願いします。